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新刊紹介 (『日本語の研究』第2巻3号(通巻226号)掲載分)

「新刊書目」の一部について,簡単な紹介をしています。なお,論文集等については,論文リストを添えるなど,雑誌『日本語の研究』掲載分と一部異なる点があります。(価格は本体価格)

前田富祺・野村雅昭編 『朝倉漢字講座1 漢字と日本語』 『朝倉漢字講座4 漢字と社会』

漢字が持つ様々な側面を扱うシリーズのうちの2冊である。第1巻では、漢字と日本語の関係について基礎的な事項を扱っている。第4巻では、社会各分野における漢字の取り決めや、様相について扱っている。内容は、それぞれ以下のようになっている。第1巻では、序章で漢字の構造、第1章で漢字文化圏について、第2章では漢字の受容について、第3章は仮名成立の過程について見ていく。第4章〜第7章はそれぞれ、あて字、国字、送り仮名、振り仮名を扱っている。第8章〜第11章では、語彙、文章、字書、政策の側面から見た漢字について述べている。第4巻では、第1章で常用漢字表等の国語施策、第2章でいわゆるJIS漢字を扱っている。ほかに第3章〜第10章では、それぞれ、法令・公用文、新聞、放送、学術情報、古典データベース、現代社会、国語教育、日本語教育の各分野で漢字がどう扱われているかを概観している。

内容は以下のようになっている。

第1巻(2005年3月25日発行 朝倉書店刊 A5判横組み 266ページ 4,800円+税 ISBN 4-254-51531-6
第4巻(2005年10月20日発行 朝倉書店刊 A5判横組み 283ページ 5,200円+税 ISBN 4-254-51534-0

国立国語研究所編 『全国方言談話データベース 日本のふるさとことば集成―第10巻 富山・石川・福井―』 『全国方言談話データベース 日本のふるさとことば集成―第9巻 岐阜・愛知・三重―』

「各地方言収集緊急調査」(文化庁)をもとに国立国語研究所がデータベースを作成・公開したシリーズのうちの2冊である。その土地の人が何らかの話題について自由に話をしたもの(談話)を文字化し、共通語訳を付け、その地域の方言の特徴について解説している。(付属CD-ROMの形態でも同じような情報を提供している。)また、付属CDで実際の談話音声を聞けるようになっている。調査場所と時期に関しては、以下のとおりである。第10巻=富山県砺波市1981、石川県羽咋郡押水町1977、福井県勝山市1982。第9巻=岐阜県中津川市1979、愛知県常滑市1981、三重県志摩郡阿児町1981。データベース編集担当者は、佐藤亮一、江川清、田原広史、井上文子である。

(2005年6月20日発行 国書刊行会刊 A5判横組み 281ページ 6,800円+税 ISBN 4-336-04370-1
(2005年10月31日発行 国書刊行会刊 A5判横組み 283ページ 6,800円+税 ISBN 4-336-04369-8

上野智子・定延利之・佐藤和之・野田春美編 『ケーススタディ 日本語のバラエティ』

多門靖容・半沢幹一編 『ケーススタディ 日本語の表現』

『日本語のバラエティ』はケーススタディシリーズの第6弾である。日本語の多様性をテーマとして、いろいろな問題を扱う。ケース1〜10は性、世代、集団、地域など社会的位相による違い、ケース11〜16は心理的な位相、ケース17〜21は文章・談話などの様式的位相、ケース22〜25は言葉およびそれを取り巻く環境の変化にかかわる問題を扱っている。『日本語の表現』は、シリーズの第7弾である。これまでのシリーズが文法・語彙などの分野別であったのとは違い、各分野を横断して、表現効果や表現価値の面から様々な現象を考えていくという方針の下に編集されている。コミュニケーション的観点から要請される広い意味でのレトリックを対象としているということもできる。

内容は以下のようになっている。

バラエティ(2005年10月10日発行 おうふう刊 A5判横組み 182ページ 1,800円+税 ISBN 4-273-03392-5
表現(2005年11月10日発行 おうふう刊 A5判横組み 186ページ 1,800円+税 ISBN 4-273-03393-3

野田尚史編 『コミュニケーションのための日本語教育文法』

本書は、「日本語教育の土台にある文法が変わらなければ日本語教育は大きく変わらないという立場に立ち、日本語教育文法を根本的に見直そうと主張する」ものである。(「この本の目的と構成」より引用。)10編の論文により、コミュニケーション重視、学習者視点重視の文法を目指す方向性が示される。まず、総論である「コミュニケーションのための日本語教育文法の設計図」(野田尚史)で文法の見直しの背景と新しい文法の目指すべき点を示す。そのあと、全体は2部に分かれる。第1部「コミュニケーションのための日本語教育文法の方針」は、伝達重視について述べる小林論文、日本語学的文法からの脱却を訴える白川論文、学習者の習得過程を考慮すべきとする田中論文、母語別文法の必要性を述べる井上論文からなる。第2部「コミュニケーションのための日本語教育文法の実際」には、伝達能力を扱う丹羽論文、「聞く」を扱う松崎論文、「話す」を扱う山内論文、「読む」を扱う宮谷論文、「書く」を扱う由井論文を収める。

内容は以下のようになっている。

(2005年10月11日発行 くろしお出版刊 A5判横組み 221ページ 2,400円+税 ISBN 4-87424-334-7

砂川有里子著 『文法と談話の接点―日本語の談話における主題展開機能の研究―』

「は」と「が」などの文法形式を取りあげ、その違いが談話にどのような影響を与えるか、逆に談話展開(話者の展開構想も含む)が文法形式にどのような影響を与えるかを(主題展開に注目する観点から)考察し、文法と談話の相互作用について論じたものである(なお、ここでは研究対象を情報伝達のために使われた書き言葉による「談話」に限定している)。序章「文法と談話」で概要を述べ、第1章「文の主題と談話の主題」で談話の主題についての基礎的検討を行う。第2章「主題の階層性と表現形式」では、談話主題の階層性がどのような言語形式に支えられているかを記述する。第3章「コピュラ文の構造と機能」では、「〜は〜だ」などの文の質的な検討を行い、第4章「文の類型と主題展開」では、談話展開テストによる量的な検討を行う。第5章「分裂文の構造と機能」では、分裂文の機能を文法的な機能ではなく、談話的な機能によるものと結論づける。終章「言語形式と談話機能」では、この研究のまとめに加え、課題と可能性について述べる。なお、本書は学位請求論文(筑波大学)に若干の補正をしたものである。

内容は以下のようになっている。

(2005年10月11日発行 くろしお出版刊 A5判横組み 301ページ 3,800円+税 ISBN 4-87424-327-4

築島裕博士傘寿記念会編 『国語学論集 築島裕博士傘寿記念』

築島裕氏の傘寿を記念して編集された論文集である。全36編からなる。執筆者の顔ぶれは以下のようになっている。武井睦雄、山口佳紀、沖森卓也、伊東光浩、白藤禮幸、小林芳規、小助川貞次、鈴木泰、金水敏、井島正博、松本光隆、原裕、谷光忠彦、山本秀人、池田証寿、小林恭治、山本真吾、金子彰、古田恵美子、徳永良次、土井光祐、坂詰力治、山口明穂、沼本克明、石塚晴通、柳田征司、安田尚道、柏谷直樹、斎藤文俊、坂梨隆三、屋名池誠、鈴木英夫、中野伸彦、山口仲美、古田啓、尹幸舜。対象とされた時代は古代から現代までさまざまであり、資料的研究、学史的研究、理論的考察等々が、文法・表記・音韻など各分野にわたり行われている。

目次は以下のようになっている。

(2005年10月12日発行 汲古書院刊 A5判縦組み 798ページ 24,000円+税 ISBN 4-7629-3526-3

注: 小川本大乘掌珍論天暦點續貂(小林芳規)の「暦」は、実は「木」ではなく、「のぎ」。 「〓」は、「しんにゅう」に「翔」の字。(ただし、「翔」の左側は、「羊」のような形。)

田中宣広著 『付属語アクセントからみた日本語アクセントの構造』

従来、あまり研究されてこなかった付属語のアクセントを正確に捉え、自立語のアクセントとあわせて、日本語のアクセント構造を総合的に把握しようとしたものである。根底には、自立語のアクセントだけでは日本語のアクセントがわかったことにはならないという主張がある。全体は、3編に分かれる。方法論編(前論、序章、第1〜3章)では、付属語アクセント解明の重要性、そのための方法論を展開する。記述研究編(第4〜11章)では、日本語の代表的なアクセントを有する5つの方言(信州大町方言、東京方言、京都方言、鹿児島方言、陸中宮古方言)の記述研究を行い、付属語アクセントの比較を行う。また、この研究の諸課題とその解決法について述べる。結論編(第12章)では、自立語・付属語のアクセント構造をあわせて考え、日本語アクセントの一般構造を解明する。

内容は以下のようになっている。

(2005年10月20日発行 おうふう刊 A5判横組み 548ページ 19,000円+税 ISBN 4-273-03395-X

真田信治・庄司博史編 『事典 日本の多言語社会』

日本の多言語状況に関する現状把握と、それをどのように考えるかという基本概念について解説した事典である。本書の基本的立場は、日本は今や多文化共生時代を迎え、同化政策のような単一化を目指す時代ではなくなったというものである。そのような認識から、言語そのもののほか、日本語以外を母語とする人の生活、彼らの日本や日本語との関わりなどについても解説している。また、日本語の方言が多く存在している状況も、多言語状況と解釈し、それについても述べている。全体は大きく7項目に括られている。「1 基本概念」には、「多言語国家」「少数言語」「言語イデオロギー」など、「2 日本の状況・政策」には、「日本の外国人」「日本の外国人政策」「外国人家庭と学校」「日本語教育と文化理解」など、「3 エスニック・コミュニティ」には、「日本手話・日本手話話者」「アイヌ人・アイヌ語」など、「4 日本語の多様性」には、「ピジン日本語」「日本語への外国語の影響」など、「5 日本語施策」には、「国語・日本語」「戦後の日本語政策」など、「6 海外社会の日本語」には、「台湾の日本語と植民地」「韓国の日本語と植民地」など、「7 社会言語学関連用語」には、「民族語・国際語・国際公用語」「言語と方言」などの項目が立てられ、それについての説明がなされている。

項目は以下のようになっている。

(2005年10月25日発行 岩波書店刊 B6判横組み 386ページ 3,600円+税 ISBN 4-00-080305-0

村田菜穂子著 『形容詞・形容動詞の語彙論的研究』

上代〜中世の形容詞・形容動詞について、その語構成や量的分布の様相を扱ったものである。体系性と運用面を扱い、それらの関連性に留意している。全体は3篇に分かれる。第1篇「古代語形容詞の語彙体系」では、語構成の問題を扱うにあたって、具体的な方法について述べる。また、中古に入ってからの、ク活用とシク活用の量的不均衡化現象について調べ、その原因を追究する。第2篇「形容詞・形容動詞の体系性と連関」では、ク活用とシク活用の両方に活用する語の成立要因を考える。また、意味の問題が語構成の問題と深く結びついていることを論じる。さらに、形容詞・形容動詞の語基が交流する現象を扱い、派生関係を考える。第3篇「形容詞・形容動詞の計量的分析」では、各作品における形容詞等の量的側面を観察する。中古散文の場合、韻文にはない量的構成変化があったことを解明している。巻末には、別表の形で「古代語形容詞の語構成」、「八代集の形容詞対照語彙表」、「中古散文作品の形容詞対照語彙表」、「中古散文作品の形容動詞対照語彙表」を収める。なお、本書は、大阪大学に提出された学位論文に加筆・訂正して、出版したものである。

内容は以下のようになっている。

(2005年11月5日発行 和泉書院刊 A5判縦組み 554ページ 13,000円+税 ISBN 4-7576-0337-1

東京都立大学中世語研究会編 『狂言六義総索引』

北原保雄・小林賢次『狂言六義全注』(勉誠社1991年刊。底本は、天理図書館蔵の『狂言六義 上・下・抜書』)の本文中の単語を検索できるようにした歴史的仮名遣い・五十音順配列の総索引である。天理本『狂言六義』は和泉流の祖本であり、そこで使われている語が簡単に検索できるようになった点に意義がある。従来からある大蔵流虎明本の総索引とあわせて、狂言の言葉の研究への貢献が期待される。編集は小林賢次代表のもと、名称変更前の東京都立大学における中世語研究会により行われた。

(2005年11月10日発行 勉誠出版刊 A5判横組み 597ページ 20,000円+税 ISBN 4-585-03144-8

野田尚史著 『もっと知りたい!日本語 なぜ伝わらない、その日本語』

読む人にとってわかりやすい書き方をするためにはどのような点に注意して書けばいいかということを具体的に述べたものである。取りあげている文例は、あいさつ状、提案や苦情の文、注意書き等の指示文などであり、日常での伝達文を扱っている点が特徴である。他に電子メールでの表現、ホームページ上での表現など、以前にはなかった形式で表現する際の、書き方の注意について触れるところがある。まず、序にあたる「なぜ伝わらないのか?」で、問題のありかと本の構成について説明する。本論は3部に分かれる。第1部は、相手の状況を考えて書くことの必要性を述べた部分で、第1章「相手がどんな情報を求めているか?」、第2章「相手が何を知っているか?」、第3章「相手がどんな人であるか?」の3章からなる。第2部は、相手の反応を予想する必要があることを述べた部分で、第4章「相手がどんな返答をするか?」、第5章「相手がどんな行動をするか?」、第6章「相手がどんな気持ちになるか?」からなる。第3部は、相手に伝える工夫をする必要があることを述べた部分で、第7章「相手に読んでもらう工夫」、第8章「相手に見つけてもらう工夫」、第9章「相手に誤解を与えない工夫」からなる。最後の「伝わる日本語にするために」では、全体のまとめをする。それぞれの章において、改善の必要がある文章の例示、問題点の指摘、改善例、問題がある文章を書いてしまう心理、類例のような順で説明をしている。

内容は以下のようになっている。

(2005年11月29日発行 岩波書店刊 B6判横組み 202ページ 1,600円+税 ISBN 4-00-006837-7

今野真二著 『文献から読み解く 日本語の歴史 【鳥瞰虫瞰】』

いくつかのテキストを比較するという方法によって、日本語の歴史に関する情報を引き出すことを試みたものである(したがって、日本語史の概説や方法論を示したものではない)。また、具体的な実際の検討を提示する中で、文献学的な微視的視点と方法や構想に関わる巨視的視点の関係をめぐる考察もなされている。構成については、3章に分かれており、それぞれ、中世手書き資料、中世〜近世の印刷資料、近代の資料を扱っている。第1章「『平家物語』―手書きによって成った中世期のテキストの場合―」は、斯道文庫本を軸として、他本との比較を行ったものである。第2章「手書きから印刷へ―御伽草子『横笛瀧口草子』を資料として―」は、古活字版の比較や、古写本・古活字版・整版本における係り結びの観察を行っている。第3章「明治期のテキストの諸相」は、『違式〓違條例』、『華盛頓軍記』、『文づかひ』などを扱ったものである。

内容は以下のようになっている。

(2005年11月30日発行 笠間書院刊 A5判横組み 208ページ 3,800円+税 ISBN 4-305-70307-6

注: 「違式〓違條例」の「〓」は、言偏に圭の字。Unicode 8A7F 森鴎外の鴎の部分は、原文では旧字。Unicode 9DD7

犬飼隆著 『木簡による日本語書記史』

木簡などの出土資料に基づいて、8世紀以前の日本語書記史の諸問題について考察したものである。具体的な検討を通して、資料の取り扱いに関する注意、資料から得られる新知見についての論議、通説の更新などを行う。序論「木簡が日本語史研究にもたらすもの」では、出土資料が日本語の研究に及ぼした影響について述べる。本論は、8章に分かれる。第1章「日本語史資料としての七世紀木簡」で全体像を述べ、第2章「森ノ内遺跡出土手紙木簡の書記様態」で、その字訓などの観察をする。第3章「木簡上の日本語」で具体的な語の考察を行い、第4章「地方中心地における漢字の受容―観音寺遺跡木簡―」で地方の様子を探る。第5章「大宝二年度戸籍と木簡」では戸籍の漢字使用、第6章「万葉仮名「皮」―万葉仮名前史試論」では古韓音に基づいた音仮名との関連について述べ、5世紀の音韻体系の推定をする。第7章「古事記と木簡の漢字使用」では、古事記が「晴」、木簡が「褻」という位置づけをする。第8章「「歌」の習書木簡―律令官人が「難波津の歌」を書いた理由」では、7世紀に韻文を書くとき、万葉仮名の1字1音で書くのが原則であったと述べる。

内容は以下のようになっている。

(2005年12月1日発行 笠間書院刊 A5判縦組み 247ページ 4,500円+税 ISBN 4-305-70305-X

国立国語研究所編 『世界の〈外来語〉の諸相―標準化・活性化を目指す言語政策の多様性―』

2004年3月に行われた国際シンポジウムの講演・発表・パネルディスカッションなどをまとめて一書としたものである。アイスランド・タンザニア・ベトナム・パプアニューギニア・韓国・中国・日本の各地の言語における外来語の問題を議論している。全体は3部に分かれる。第1部「世界の〈外来語〉の諸相」には、3月21日によみうりホールで行われた全体会の内容を収録する。基調講演、各国における外来語の概略が述べられている。第2部 「〈外来語〉をめぐる各国の状況について」には、3月22日に朝日スクエアで行われた専門部会の内容を収録する。第3部には、3月24日に朝日スクエアで行われた専門部会の内容を収録する。「外来語・借用語の構造的側面について」、「外来語・借用語をめぐる言語政策について」の2つのテーマを扱っている。

内容は以下のようになっている。

(題名のあとに※があるものは、発表論文が英語で書かれており、抄訳が日本語で記されていることを示す。また、後に英語での原題を記す。)

(2005年12月1日発行 凡人社刊 A5判縦横組み 393ページ 3,500円+税 ISBN 4-89358-601-7

桑原祐子著 『正倉院文書の国語学的研究』

正倉院文書を国語資料として利用し、古代日本語の諸事実を明らかにしようとしたものである。序では、正倉院文書の特質を説明する(原本が存在し、内容が多様で、筆録者・筆録年代が明確であり、同種の文書が多く、下書きが存在し、表現の相手・目的・場が明確であるというような点を指摘する)。さらに、歴史学における研究史を述べる。全体は2部に分かれる。第1部「文字と表記の研究」では、「参」の字形、女性名に付く「メ」や男性名に付く「マロ」の表記、同名異表記の要因について論ずる。第2部「語彙の研究」では「橡(ツルバミ)」の語が指す意味を探り、墨についての記述の調査・分析を行い、「墨頭」「墨端」およびそれを数える時に用いる助数詞「村」の発生・ゆれ・定着の様相を見ていく。さらに助数詞「村」がどのようなものを数えたかを検討する。なお、本書は奈良女子大学に提出された学位論文を出版したものである。

内容は以下のようになっている。

(2005年12月26日発行 思文閣出版刊 A5判縦組み 281+17ページ 5,400円+税 ISBN 4-7842-1275-2