日本語学会2009年度春季大会
※2009年度春季大会の中止について(2009年6月1日)
日時 | 2009年5月30日(土)・31日(日) |
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場所 | 武庫川女子大学 中央キャンパス (〒663-8558 兵庫県西宮市池開町6-46) |
5月30日(土)
○シンポジウム 14時−17時
[公江記念講堂]
人間関係の日本語史
(企画担当:大島資生 高山倫明 村田菜穂子 矢島正浩)
- 趣旨
- 発話に際し,我々はつねに対者との関係を測り,音声や待遇表現をはじめとする諸言語形式の選択を適宜行っている。そこに種々の興味深い地域差・位相差のあることが近年明らかになりつつある。共時的変種は通時的変化と表裏一体の関係にあり,ここに自ずと,人間関係の測り方をめぐる言語行動の歴史的変遷はどこまで辿れるかといった課題が浮上してくる。ここでは,共時的変種の記述研究,談話・言語行動をめぐる理論的研究,過去の一定の社会集団における言語行動の記述研究,依頼・謝罪等の言語行動に関係する通時的研究,といったそれぞれの視点から議論を掘り下げ,新たな研究分野の開拓を試みる。
- パネリスト
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國學院大学教授 諸星美智直
同志社女子大学教授 森山由紀子
東京外国語大学大学院教授 宇佐美まゆみ
東北大学大学院教授 小林 隆
- 司会
- 九州大学大学院教授 高山 倫明
〇会員総会 [公江記念講堂] 17時−17時30分
○懇親会 [公江記念講堂地下 アゼリア] 18時−20時 会費 6,000円
5月31日(日)
○研究発表会: 口頭発表,ポスター発表,デモンストレーション | ||
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*口頭発表(会場:A・B・C) | *ポスター発表(会場:D・E) | *デモンストレーション(会場:F) |
《午前の部》 9時30分−11時50分 A会場・B会場・C会場 《昼休み》 《午後の部》 13時40分−17時 A会場・B会場・C会場 |
掲示9時30分−17時 質疑応答11時55分−13時30分 D会場・E会場 |
11時55分−13時30分 F会場 |
*口頭発表
《午前の部》9時30分−11時50分
A会場[南館 2階 23教室] | |
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終助詞ネの用法と視線行動 ―テレビ放送のマルチメディア・コーパスによる計量的分析― |
大阪大学大学院生 孫 栄〓 (〓は,Unicodeの596D 奭) |
副詞『まあ』の2用法 ―但し書き的「まあ」と強調的「まぁー」― |
神戸大学大学院生 大工原勇人 |
外国人児童生徒の文章語理解について ―ことばの意味が「わかる」ということ― |
宮崎大学准教授 早野 慎吾/田中利砂子 松井 洋子/宮田 好恵/小田原恵美子 田村 京子/川添 桃 |
B会場[南館 2階 24教室] | |
感情表出の機能を持つ名詞との共起時に見られる感情形容詞の意味変化 |
名古屋大学大学院生 李 芝賢 |
「すぎる」が命題内容に与える超過性の解釈について |
名古屋大学大学院生 鈴木 基伸/梅野由香里 |
副詞「やうやう」と共起する「Vユク」の意味 |
宇都宮大学専任講師 田和真紀子 |
C会場[L2館 1階 11教室] | |
近代漢語接尾辞の形成についての一考察 ―“−性”“−的”“−化”“−上”を例に― |
大東文化大学大学院生 楊 超時 |
「−的」の日本語化 | 大阪大学大学院生 金 〓泳 (〓は,Unicodeの66D8 曘) |
昭和初期の『ことばのゆれ』と放送での語彙規定 ―漢語の読みを中心に― |
NHK放送文化研究所専任研究員 塩田 雄大 |
《昼休み》11時50分−13時40分
《午後の部》13時40分−17時
*ポスター発表(掲示9時30分−17時,質疑応答11時55分−13時30分)
*デモンストレーション(11時55分−13時30分)
F会場[C館 7階 706教室] | |
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「景観文字」記録のためのツール | 国立国語研究所研究員 高田 智和 田島 孝治/喜古 容子/米田 純子 |