日本語学会2010年度春季大会
日時 | 2010年5月29日(土)・5月30日(日) |
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場所 | 日本女子大学 目白キャンパス (〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1) |
5月29日(土)
○開会式 [成瀬記念講堂 講堂] 13時40分−13時55分
会長挨拶 鈴木 泰 開催校挨拶 蟻川芳子(日本女子大学学長) |
○シンポジウム 14時−17時
A会場 [成瀬記念講堂 講堂]
人間関係の日本語史
(企画担当:大島資生 高山倫明 村田菜穂子 矢島正浩)
- 趣旨
- 発話に際し,我々はつねに対者との関係を測り,音声や待遇表現をはじめとする諸言語形式の選択を適宜行っている。そこに種々の興味深い地域差・位相差のあることが近年明らかになりつつある。言語形式の共時的変種は通時的変化と表裏一体の関係にあり,ここに自ずと,人間関係の測り方をめぐる言語行動の歴史的変遷はどこまで辿れるかといった課題が浮上してくる。ここでは,共時的変種の記述研究,談話・言語行動をめぐる理論的研究,過去の一定の社会集団における言語行動の記述研究,依頼・謝罪等の言語行動に関係する通時的研究,といったそれぞれの視点から議論を掘り下げ,新たな研究分野の開拓を試みる。
- パネリスト
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國學院大学教授 諸星美智直
同志社女子大学教授 森山由紀子
東京外国語大学大学院教授 宇佐美まゆみ
東北大学大学院教授 小林 隆
- 司会
- 九州大学大学院教授 高山 倫明
B会場 [八十年館5階851教室]
外から/外への近世語研究
(企画担当:矢島正浩 小柳智一)
- 趣旨
- 近世語研究は,厳格な資料研究から始まり,個別の事象の解明において堅実な成果を挙げ,また中世以前からの流れ,近代以降への流れを俯瞰する研究も多く蓄積してきた。さらなる研究の進展のために,我われはどのような課題設定を行い,研究方法上の制約や限界をどう克服すべきなのであろうか。立場の異なる研究の交流を通じつつ,また「外から/外へ」の視点を持って議論しあうことによって,本シンポジウムが,広く近世語研究の今後に新たな展開を生むきっかけとなり,さらに,隣接領域の研究に対する刺激となることを期待したい。
- パネリスト
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横浜国立大学教授 金澤 裕之
千葉大学准教授 岡部 嘉幸
学習院女子大学教授 福島 直恭
岐阜大学教授 佐藤 貴裕
- 司会
- 愛知教育大学教授 矢島 正浩
C会場 [香雪館4階401教室]
日本語学を社会にひらく―われわれの研究は社会にどう受け入れられているのか―
(企画担当:中井精一 高橋顕志)
- 趣旨
- 近年の急激な社会環境の変化によって,人文・社会系諸分野は学の存在意義とあり方が大きく問われ,社会が研究をどのように理解し,評価しているかが「学」の存在そのものを左右するようになっている。社会は,日本語学の研究に何を求め,われわれは「学」として社会の要請にどのように応えてきたのか。そして,社会はわれわれの研究をどのように評価しているのであろうか。日本語学が科せられた現代的課題の解決にむけ,われわれの研究をいかに発信すべきか。これに積極的に取り組んできた先進事例をもとに討議し,その「解」にいたる糸口にしたい。
- パネリスト
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名古屋大学大学院教授 町田 健
東京女子大学教授 篠崎 晃一
早稲田大学大学院教授 笹原 宏之
小学館国語辞典編集部プロデューサー兼編集長 神永 曉
- 司会
- 富山大学准教授 中井 精一
○会員総会 [成瀬記念講堂 講堂] 17時10分−17時50分
○懇親会 [七十年館1階学生食堂] 18時−20時 会費 一般 5,000円 学生 3,000円
5月30日(日)
○研究発表会 [日本女子大学目白キャンパス] 10時−17時 | ||
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*口頭発表(会場:A・B・C) | ||
《午前の部》10時−12時20分 A会場・B会場・C会場 《昼休み》 《午後の部》13時40分−17時 A会場・B会場・C会場 |