日本語学会2005年度春季大会
日時 | 2005年5月28日(土)・29日(火) |
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場所 | 甲南大学 (〒658-8501 神戸市東灘区岡本8-9-1) |
5月28日(土)
○シンポジウム 13時30分−17時
シンポジウムに向けて
研究の進展・深化には対象への沈潜が不可欠である。量的な高まりを一定程度に見せている研究領域にあっては,なおさらのことである。本シンポジウムでは,いくつかの研究対象・研究領域を取り出し,今現在どのように捉えられ,どのような研究が行われているのか,それぞれの捉え方・研究は,どのように重なり・異なっているのか,何が問題になり何が問題になっていないのか,などを述べ合いながら,研究の深まりと広がりへの契機となることを目指したい。
分科会A [1号館3階131教室]
字余り研究の射程 (企画・担当 湯沢質幸 岡島昭浩 今野真二)
- 趣旨
- だれでも「字余り」のことは知っているし,関心も持っている。けれども,今何が話題になっているのか,どこまで研究されているのかまで知っている人は少ない。本分科会では,上代語研究の最前線で御活躍中の三人の方による議論を通して,「字余り」研究の現在を理解し,そして今後を見すえたい。
- パネリスト
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聖心女子大学教授 山口 佳紀
大阪市立大学大学院教授 毛利 正守
九州大学大学院助教授 高山 倫明
- 司会
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筑波大学教授 湯沢 質幸
分科会B [1号館3階132教室]
モダリティをどう捉えるか (企画・担当 川村大 高山善行 野田尚史)
- 趣旨
- モダリティという概念は決して一様なものではない。モダリティをどのようなものと捉えるかということからして論者により異なっている。捉え方の異なりを受け,モダリティとして扱われるものの内実も異なっている。それらの異なりと異なりの中に通底する共通性を明るみに出し,今後のモダリティ論展開の一つの契機としたい。
- パネリスト
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関西学院大学教授 大鹿 薫久
東京外国語大学教授 工藤 浩
神戸市外国語大学教授 益岡 隆志
- 司会
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大阪外国語大学教授 仁田 義雄
分科会C [1号館3階133教室]
リンクする「方言研究」 (企画・担当 安部清哉 岸江信介 田中ゆかり)
- 趣旨
- 体系記述的研究,比較言語学的研究,言語地理学的研究,社会言語学的研究と「方言研究」の潮流は変化してきた。「方言」も変化した。現在、「方言研究」には,何ができるのか? 「文献」,「地域文化・社会構造」,「社会貢献」…。本シンポジウムでは,多様な領域とリンクすることによって見えてくる新しい「方言研究」の可能性を探りたい。
- パネリスト
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東北大学大学院教授 小林 隆
秋田大学助教授 日高 水穂
関西学院大学教授 陣内 正敬
- 指定討論者
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神戸市外国語大学助教授 中井幸比古
鹿児島大学教授 木部 暢子
大分大学教授 日高貢一郎
- 司会
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日本大学助教授 田中ゆかり
○会員総会 17時−17時30分 [1号館3階132教室]
○懇親会 18時−20時 [甲南大学生協食堂] 会費 6,000円
5月29日(火) 研究発表会
○研究発表会: 口頭発表,ポスター発表 | ||
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*口頭発表(会場:A・B・C) | *ポスター発表(会場:D) | |
《午前の部》 10時00分−11時30分 A会場・B会場・C会場 《昼休み》 《午後の部》 13時30分−16時50分 A会場・B会場・C会場 |
11時35分−13時20分 D会場 |
*口頭発表
《午前の部》 10時00分−11時30分
《昼休み》 11時30分−13時30分
《午後の部》 13時30分−16時50分
*ポスター発表(11時35分−13時20分)
D会場[本館3階343教室] | |
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