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2011年度春季大会
日本語学会2011年度春季大会
日時 |
2011年5月28日(土)・29日(日) |
場所 |
神戸大学 鶴甲第一キャンパス (〒657-8501 兵庫県神戸市灘区鶴甲1-2-1) |
○開会式 [B棟 1階 B110] 13時40分−13時55分
会長挨拶 鈴木 泰 開催校挨拶 釜谷武志(神戸大学大学院人文学研究科長・文学部長) |
○シンポジウム [B棟 1階 B110] 14時−17時
日本語のテンス・アスペクト・ムード研究と通言語的研究
(企画担当:定延利之 八亀裕美)
- 趣旨
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テンス・アスペクト・ムードは,日本語学が特に多くの研究蓄積を誇る分野の一つだが,その成果が日本語学の外部,特に世界のさまざまな言語を見渡す通言語的な研究の文脈に立つと,案外見えにくいということも否定できない。通言語的な研究文脈の中で,日本語学の成果はいかに位置づけられるのか? 通言語的な研究の影響を受けながらも,日本語学が独自の魅力を失わず進展し続け,通言語的な研究に有益な成果を提供していくには,どうすればよいのか? このシンポジウムは,日本語学(文法・歴史・方言)と通言語的研究の第一線の研究者を招き,その方途をできるかぎり具体的に,テンス・アスペクト・ムードに即して示そうとするものである。
- パネリスト
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麗澤大学教授 井上 優
聖心女子大学准教授 小柳 智一
大阪大学教授 渋谷 勝己
- コメンテーター
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マックス・プランク研究所(ドイツ)主任研究員 アンドレイ・マルチュコフ
- 司会
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神戸大学教授 定延 利之
○ワークショップ 14時−17時
第1会場 [B棟 2階 B209]
文字研究における画像データベースの利活用
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国立国語研究所 高田 智和
北海道大学 石塚 晴通
京都大学 安岡 孝一
立命館大学 當山日出夫
北海道大学 池田 証寿
第2会場 [B棟 2階 B210]
地域言語のデータ処理の批判的検討と新展開
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徳島大学 岸江 信介
国立国語研究所 阿部 貴人
徳島大学 石田 基広
大阪府立大学 西尾 純二
○会員総会 [B棟 1階 B110] 17時10分−17時50分
○懇親会 [国際文化学部 学生食堂] 18時−20時
会費: 事前申し込み( 5月10日(火)まで) 一般 5,000円 学生 3,000円 / 当日申し込み 一般 6,000円 学生 4,000円
*口頭発表 《午前の部》 9時30分−11時
A会場 [B棟 1階 B109] |
中古和文におけるデ格の源流について ―ニ格の標示領域と〈手段〉格標示の体系から― |
駒澤大学学生 杉山俊一郎 |
準体句の通時的変化 ―モノ準体句とコトガラ準体句の推移の仕方に着目して― |
大阪大学学生 坂井 美日 |
B会場 [B棟 1階 B110] |
主格の一人称代名詞の明示傾向をめぐって |
大阪大学学生 Stanko Katarzyna |
動詞慣用句における他動詞と自動詞(サ)セル形の並存について |
韓国・永同大学校 趙 南弼 |
C会場 [B棟 2階 B209] |
近代仮名遣い改訂史からみた「点字仮名遣い」について |
国立国語研究所 中野 真樹 |
明治期国語系教科書の仮名表における平仮名 |
北海道大学学生 岡田 一祐 |
D会場 [B棟 2階 B210] |
丁寧体選択における聞き手待遇性と場面性の関係 |
北海道大学学生 呉 泰均/加藤 重広 |
日本語における間接依頼表現とポライトネスの知覚について |
京都大学学生 臼田 泰如 |
*ブース発表 11時10分−12時10分
E会場 [B棟 2階 B205・208] |
日本語の能格特徴 ―複合名詞の場合・副助詞の場合― |
東京学芸大学 中山 昌久/原 有貴子 |
「〜ていらっしゃる」と形容詞との共起条件について |
名古屋市立大学学生 村田 志保 |
反事実的条件文におけるバ、ト、タラ、ナラの使用現状調査 ―日本語母語話者の適格性判断調査に基づく― |
千葉大学学生 張 春艶 |
敬語の丁寧さの3次元数量化 |
日本大学 荻野 綱男 |
コーパスとコロケーション強度を用いた中古語の語認定 ―「名詞+よし/あし/あり/なし」を例に― |
国立国語研究所 須永 哲矢/小木曽智信 |
国立国語研究所「日本語研究・日本語教育文献データベース」の作成と活用 |
国立国語研究所 渡辺 由貴 中野 真樹/早田美智子/横山 詔一 |
《昼休み》 12時10分−12時50分
*口頭発表 《午後の部》 12時50分−16時10分
A会場 [B棟 1階 B109] |
換喩と個体性 ―トリガーとターゲットの存否からみた役割転移の二つのタイプ― |
大阪大学学生 大田垣 仁 |
旧満州国における言語接触 ―新史料から「協和語」をみる― |
首都大学東京学生 張 守祥 |
日本語・台〓語の「取り付けの結び付き(放置組合)」の連語の比較 ―台〓語の「將/ka7 N1+Vt+A(ti7/tiam3/toa3)+N2」を中心に― (※〓は,Unicodeの95A9 閩) |
台湾・大葉大学 施 淑惠 |
『日台大辞典』付載「日台字音便覧」の漢音・呉音 |
山形大学 中澤 信幸 |
B会場 [B棟 1階 B110] |
「無意識類副詞」と「ナル」表現 ―文末に着目して― |
東洋言語学院 石原 洋子 |
動詞中止形の継続相シテイテとシテオリの比較分析 ―シテオリの用いにくい場合を中心に― |
大阪大学学生 森田 耕平 |
終助詞「の」の機能 発表者の事情により,本発表は中止になりました。以下の発表は,発表時間を繰り上げず予定どおりに行います。 |
中国・南京師範大学 呉 〓 (※〓は,Unicodeの923A 鈺) |
「だから・やはり・〜わけだ・〜のだ」における非命題的用法成立の背景 |
文化学園大学 加藤 薫 |
C会場 [B棟 2階 B209] |
中古・院政期勅撰集序文の語彙 |
国立国語研究所 冨士池優美 |
嗅覚表現自動詞「ニホフ」の意味の下降について ―「カヲル」「クンズ」[名詞+する]との関連から― |
早稲田大学学生 池上 尚 |
幕末明治期刊行草双紙の漢語語彙の考察 |
清泉女子大学学生 多賀糸絵美 |
三巻本『色葉字類抄』における「作」注記について |
名古屋学院大学 村井 宏栄 |
D会場 [B棟 2階 B210] |
東京東北部のアクセント ―「型」と「ゆれ」の観点から― |
日本大学学生 林 直樹 |
ラムゼイ説再検証 ―京畿方言動詞テ形アクセントの通時的変化に関する考察から― |
京都大学学生 平子 達也 |
長崎県大村市方言音調の変容をめぐって |
久留米大学 〓村 弘文 (※〓は,「崎」の「大」の部分を「立」にした字形) |
群馬県方言におけるベーの動態 ―若年層に対する30年間の経年調査から― |
共愛学園前橋国際大学 佐藤 〓司 (※〓は,いわゆる「はしご高」(Unicodeの9AD9 髙)) |