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2012年度春季大会
日本語学会2012年度春季大会
日時 |
2012年5月19日(土)・20日(日) |
場所 |
千葉大学 西千葉キャンパス (〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33) |
○開会式 [教育学部2号館 1階 2101(大講義室)] 13時40分−13時55分
会長挨拶 鈴木 泰 開催校挨拶 長澤 成次(千葉大学理事) |
○シンポジウム [教育学部2号館 1階 2101(大講義室)] 14時−17時
グローバル市民社会の日本語学
(企画担当:田中牧郎 岡崎友子)
- 趣旨
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グローバル化をはじめとした社会の変容を背景に,近年の日本社会には,解決を要する複雑な問題が,様々に生じてきている。それらの問題をときほぐし,何にどう対処していくべきかを見定めていくには,誰もが参加できる形での丁寧な議論を重ねていくことが求められよう。しかし,そうした議論を行っていくのに,いま社会で使われている日本語や,私たちの日本語観・日本語力は,十分なものになっているだろうか。国語学・日本語学には,社会の実践的な必要に役立つことを通して学を発展させてきた歴史があるが,現在の社会における日本語の問題に対しても,その専門性を生かしていかに積極的に関与していくことができるか,考えていきたい。
- パネリスト
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大阪大学 金水 敏
国立国語研究所 相澤 正夫
早稲田大学 森山 卓郎
- 司会
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国立国語研究所 田中 牧郎
○ワークショップ 14時−17時
第1会場 [教育学部2号館 1階 2112教室]
仮名の成立とその展開
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関西大学 乾 善彦
京都大学 佐野 宏
山梨大学 長谷川千秋
清泉女子大学学生 多賀糸絵美
清泉女子大学 今野 真二
第2会場 [教育学部2号館 2階 2208教室]
岡崎敬語調査報告―継続サンプルの分析―
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神戸松蔭女子学院大学 松田謙次郎
国立国語研究所 阿部 貴人
神戸学院大学 辻 加代子
大阪府立大学 西尾 純二
○会員総会 [教育学部2号館 1階 2101(大講義室)] 17時10分−17時50分
○懇親会 [けやき会館 3階 レセプションホール] 18時−20時
会費: 事前申し込み(5月10日(木)まで) 一般 5,000円 学生 3,000円 / 当日申し込み 一般 6,000円 学生 4,000円
*口頭発表 《午前の部》 9時30分−11時40分
A会場 [教育学部2号館 1階 2112教室] |
勧誘表現における主語の人称差について |
筑波大学学生 金 玉英 |
叙述類型論における「指定叙述」の位置づけ |
早稲田大学学生 大坂 朋史 |
ポルトガル語のnéと日本語の終助詞「ね・よね」の対照研究 |
筑波大学学生 山元 一晃 |
B会場 [教育学部2号館 2階 2208教室] |
『古事記』における「以」の用法について |
神戸大学学生 李 瑩瑩 |
上代におけるラムの意味的機能について |
名古屋大学学生 小出 祥子 |
中古語の指示副詞トカクの意味・用法 ―現代語との対照の観点から― |
大阪大学学生 清田 朗裕 |
C会場 [教育学部2号館 2階 2207教室] |
接尾辞「−クサシ」の意味と上接成分
―古代・近代を通じての使用状況から― 発表者の事情により,本発表は中止になりました。以下の発表は,発表時間を繰り上げず予定どおりに行います。 |
早稲田大学学生 池上 尚 |
漢語接尾辞「−化」の史的変遷 |
岡山大学学生 趙 麗君 |
口語史料としての『六諭衍義俗講』 |
皇學館中学校 安道 里巳 |
*ブース発表 11時45分−12時45分
D会場 [教育学部2号館 2階 2201教室・2203教室] |
今昔物語集における返読文字について ―形態素解析の前処理を通して― |
国立国語研究所 冨士池優美 田中 牧郎 |
「タメ(ニ)」に関する考察 |
韓国・慶尚大学校 佐野 裕子 |
話し言葉コーパスにおける倒置表現の形態論的特徴 |
千葉大学学生 郭 潔 伝 康晴 |
言語景観の語用論的分析 ―非母語話者の視点を取り入れた試験的研究― |
首都大学東京学生 磯野 英治 ダニエル ロング |
国立国語研究所「日本語研究・日本語教育文献データベース」の機能拡張および連携活用 |
国立国語研究所 中野 真樹 渡辺 由貴/早田美智子/高田 智和 |
日本語とペルシア語における並列 ―両言語におけるGappingの仕組み― |
京都大学学生 Jahedzadeh Shorblagh Behnam |
《昼休み》 12時45分−13時15分
*口頭発表 《午後の部》 13時15分−16時25分
A会場 [教育学部2号館 1階 2112教室] |
助数詞・準助数詞・擬似助数詞 ―名詞と同形の助数詞をめぐって― |
大阪大学学生 東条 佳奈 |
日本語談話内の疑問表現による情報の授受 |
筑波大学学生 吉田 睦 |
(いわゆる)発見のノダについて |
東京大学 幸松 英恵 |
島根県松江市方言のダについて |
中部大学 千葉 軒士 |
B会場 [教育学部2号館 2階 2208教室] |
評価副詞「せっかく」の成立過程について ―構文タイプ間の派生関係から― |
東京大学学生 林 禔映 |
近世上方における連用形命令の成立 ―敬語から“第三の命令形”へ― |
日本学術振興会 森 勇太 |
『和字正濫鈔』巻一の構造 ―普遍音としての「五十音」― |
東京大学 髙橋 祥子 |
「る・らる」における肯定可能の展開 |
國學院大学 吉田 永弘 |
C会場 [教育学部2号館 2階 2207教室] |
第三次小学校令以前の国語教科書における仮名字体の変遷 |
北海道大学学生 岡田 一祐 |
鈴木三重吉の童話作品における<父><母>を表す名詞のバリエーション |
広島大学学生 山田 実樹 |
明治期の翻訳ことば ―翻訳論から「恋愛」を見直す― |
早稲田大学 泉水 康子 |
明治二八年『文藝倶樂部』の文末表現 |
秋田工業高等専門学校 田貝 和子 |