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日本語学会2008年度春季大会

日時 2008年5月17日(土)・18日(日)
場所 日本大学 文理学部キャンパス (〒156-8550 世田谷区桜上水3-25-40)

5月17日(土)

○シンポジウム 14時−17時

A会場[百周年記念館国際会議場]
漢字文化と日本語の未来
(企画担当:笹原宏之 高山倫明 村田菜穂子)

趣旨
諸メディアの発展に伴い情報化時代を迎えた現在、かな漢字変換辞書を通して打ち出されるJIS漢字が日本語表記に大きな役割を果たしている。一方、JIS漢字の改正、表外漢字字体表の答申、人名用漢字の追加に加え、常用漢字表の見直しも進められるなど施策を巡る動きも活性化してきた。こうした状況の中で、日本人や日本語学習者にとっての漢字について、過去を見据え、未来を展望するべく種々の観点から検討を加えたい。
パネリスト
早稲田大学教授 野村 雅昭
聖徳大学教授 林  史典
北海道大学大学院教授 池田 証壽
京都大学准教授 安岡 孝一
司会
早稲田大学教授 笹原 宏之

B会場[図書館オーバルホール]
地域の学としての方言研究
(企画担当:石井正彦 宇佐美まゆみ 高橋顕志 中井精一)

趣旨
当シンポジウムでは、「文化・民俗と方言」について考えを深めてこられた方、また地域(また、住民)に軸足を置きながら方言研究を実践なさっている方々をパネリストとして迎え、日本語研究が「地域」にどのように関与していけるのか、また、逆に、「地域」から日本語を見ることによって、言語研究にどのような視界が開けてくるのかを考えたい。
パネリスト
信州大学名誉教授 馬瀬 良雄
弘前大学教授 佐藤 和之
金沢大学教授 加藤 和夫
富山大学准教授 中井 精一
司会
群馬県立女子大学教授 高橋 顕志

C会場[4号館3階 431教室]
日本語の条件表現−体系と多様性をめぐって−
(企画担当:大島資生 前田直子 矢島正浩)

趣旨
「条件表現」は、言語学およびその隣接領域において、また日本語学においても歴史あるトピックである。史的研究、現代語研究、方言研究や対照言語学、日本語教育などの応用言語学の分野でも研究が進む一方で、相互の研究成果が十分に共有されてはいない状況もある。今回シンポジウムでは、立場の異なる研究を交流させ、条件表現研究の可能性を探るとともに、広く文法研究の今後に新たな視点を提供する契機となることを期待したい。
パネリスト
東京大学大学院教授 坂原  茂
早稲田大学教授 小林 賢次
国立国語研究所主任研究員 三井はるみ
大阪樟蔭女子大学教授 有田 節子
司会
学習院大学准教授 前田 直子

○会員総会 [図書館オーバルホール] 17時15分−17時45分

○懇親会 [カフェテリアチェリー] 18時−20時  会費 6,000円

5月18日(日)

○研究発表会: 口頭発表ポスター発表デモンストレーション
口頭発表(会場:A・B・C) ポスター発表(会場:D) デモンストレーション(会場:E)
《午前の部》 10時−11時30分
  A会場B会場C会場
  《昼休み》
《午後の部》 13時30分−16時50分
 A会場B会場C会場
11時35分−13時20分
 D会場
11時35分−13時20分
 E会場

*口頭発表

《午前の部》10時−11時30分
A会場[4号館1階 412教室]
「場合」に関する一考察―
一般条件を表す「場合」をめぐって―
大阪大学大学院生 葉  懿萱
「XとしてのY」の意味解釈に働く認知能力としてのカテゴリー化
名古屋大学大学院生 大西 美穂
B会場[4号館2階 421教室] (*B会場のみ,10時50分−11時30分)
φ型と<ダ・ナ>類を中心にみた近現代の漢語副用語の変遷
韓国・デジタル大学非常勤講師 趙  英姫
C会場[4号館2階 422教室]
業界研究会で会社側から示される就職活動の常套句
―大学から会社への移行における常套句は本物か?―
京都産業大学講師 市川 千明
日本語の過去時制をめぐって
―過去の助動詞「-き」「-けり」の使い分けに基づく考察―
大阪大学大学院生 黒木 邦彦
《昼休み》11時30分−13時30分
《午後の部》13時30分−16時50分
A会場[4号館1階 412教室]
プラスの意味を表す複合接続助詞
―「おかげで」「だけあって」におけるプラス性の違い―
東北大学大学院生 三浦 佑子
「そんなに〜ない」と「あんまり〜ない」における程度の基準について
―指示詞の有無を中心に ―
京都大学大学院生 小川 典子
動詞の反復表現「VにV」「VだけV」「VばVほど」について
名古屋大学大学院生 野呂 健一
接尾語「〜まみれ」の動向
―「〜にまみれる」との比較から―
台湾・南台科技大学助理教授 神作 晋一
B会場[4号館2階 421教室]
明治・大正期における新聞の仮名遣い改革
関西大学大学院生 井口 佳重
チェンバレン『文字のしるべ』の諸版対照
北海道大学大学院生 岡墻 裕剛
「さ入れ言葉」の研究発表をやらさせていただきます。
京都大学大学院生 〓木  勇
※〓は,いわゆる「はしご高」(Unicodeの9AD9)
言語変化のS字カーブによる鶴岡市の共通語化予測
国立国語研究所グループ長 横山 詔一/真田 治子
C会場[4号館2階 422教室]
中古語のカ(ア)系列とソ系列
―観念指示用法の推移―
大阪大学大学院生 藤本真理子
古代語バカリの「限定」について
ノートルダム清心女子大学講師 星野 佳之
ムヨ・ラムヨ・ケムヨの文
東京大学大学院生 栗田  岳
中世末期日本語の〜ウ・〜ウズ(ル)の分布について
―動詞基本形および〜テイルとの関係に着目した体系的考察―
実践女子大学専任講師 福嶋 健伸

*ポスター発表(11時35分−13時20分)

D会場[3号館1階 313教室]
「動作の方向性」を表す「テクル」の分析
―受動文との比較を含めて―
京都大学大学院生 澤田  淳
「一般向け専門用語」抽出の試み
―医療用語を例に―
国立国語研究所特別奨励研究員 金  愛蘭/桐生 りか
近藤明日子/田中 牧郎
台湾系石垣島民コミュニティの言語使用状況
首都大学東京准教授 ダニエル・ロング/新井 正人

*デモンストレーション(11時35分−13時20分)

E会場[3号館1階 314教室]
近代文語文を対象とした形態素解析辞書・近代文語UniDic 国立国語研究所研究員 小木曽智信/小椋 秀樹/近藤明日子