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  日本語学会からのお知らせ 第67号(2018年07月12日)

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 このメールは,日本語学会会員の皆様にお送りしています。
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■ 西日本豪雨で被災された会員の皆様へ
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このたびの西日本豪雨により被災された会員の皆様に,心よりお見舞い申し上げます。

日本語学会では,被災された会員の皆様に対しての支援を検討しています。
後日改めてお知らせいたします。

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■ 会長ごあいさつ
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私は2018年6月より日本語学会会長の任に就きました,金水敏(きんすい さとし)と申します。3年間,どうぞよろしくお願いいたします。
日本語学会(旧「国語学会」)は,日本語関連では最大規模の学会として,また唯一の日本語の言語研究に関する総合的な学会として,70年を越える歴史を刻んで参りました。そのような伝統ある学会の代表者にご推挙いただいたことを光栄と感じるとともに,身の引き締まる思いでおります。
私が国語学会に入会しましたのは,大学院に進学した1979年のことであり,初めて出席した大会は1980年の学習院大学での春季大会でした。また初めての学会発表は1981年の甲南女子大学の春季大会であります。これらの大会に臨んだおりの,緊張と高揚感は今でもまざまざと記憶しております。以後,いくつかの大会で発表をさせていただき,また機関誌『国語学』および『日本語の研究』へも寄稿を重ねて今日に至りました。今改めて,研究者としての私は日本語学会(国語学会)に育てていただいたという思いを強くしているところであります。しかしながら,私が入会したころと今日とでは,日本の社会における言語系学会,ひいては人文学系諸分野や高等教育等の意味合いがずいぶん変化していることもまた強く感じるところです。
今,現実に日本語学会が直面している問題はいろいろございますが,最も深刻と感じるのは,会員数,大会発表申込数,機関誌への投稿数の減少傾向であり,とりわけ会員数の減少に伴う財務状況の変化は,学会存続の根幹をも揺るがしかねない大問題と認識しております。今期の学会執行部では,財務状況を改善し,強い学会組織へと立て直すことを第一の責務と考え,全力で取り組む所存ですが,それと関連して,21世紀における日本語研究の総合的学会のあり方がどうあるべきかという問題を会員の皆様とともに考え,大会や機関誌における「賑わい」を是非とも取り戻したいと考えるところです。
むろん,学会の基本的責務は,質の高い情報交換の場としての大会運営,丁寧・公平かつ迅速な査読に基づく機関誌の発行にあることは言を俟ちませんが,その上で会員の皆様が新しい日本語学会に求めるサービスを可能な限り模索し,実現していきたいとも考えております。また,従来の日本語学会が得意としてきたいくつかの研究分野を引き続き大切にしていく一方で,総合的な日本語研究を追求する学会として,多彩な研究分野が出会う場を構築し,関連諸分野との対話も盛んにし,新しい研究の視野が広がるような“フォーラム”(広場)の役割を果たせればと願うものであります。
会員の皆様には,引き続き会費納入,大会参加,機関誌への投稿等でご協力を冀うものですが,加えて,より一層日本語学会が盛り上がっていくようなアイディアをどしどし執行部にお寄せくださいますようお願い申し上げます。

2018年6月
日本語学会会長 金水 敏


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