日本語学会編纂出版物

 

 

国語学の五十年 (国語学会編)

(平成7年5月25日 武蔵野書院刊 A5判 縦組み639ページ 9,800円)

 

 国語学会の設立50周年を記念して編集された50年史。本編と付録とからなり、本編の内容は次のとおり。

 序文(山口明穂)、国語学の各分野、関連領域別に、五十年の歩みを述べている。国語学会五十年と私(林大)、国語学会の五十年(阪倉篤義)、国語学の五十年の歩み―方言研究の動向に触れつつ―(平山輝男)、国語学の五十年の歩み―訓点語研究を中心に―(春日和男)、音韻〔理論〕(こまつひでお)、音韻〔史的研究〕(馬渕和夫)、音韻〔現代〕(柴田武)、文法〔理論〕(渡辺実)、文法〔史的研究〕(山口堯二)、文法〔現代〕(北原保雄)、語彙〔理論〕(森岡健二)、語彙〔史的研究〕(佐藤喜代治)、語彙〔現代〕(西尾寅弥)、文字・表記〔理論〕(野村雅昭)、文字・表記〔史的研究〕(小林芳規)、文字・表記〔現代〕(樺島忠夫)、文章・文体〔理論〕(南不二男)、文章・文体〔史的研究〕(築島裕)、文章・文体〔現代〕(西田直敏)、国語学史(山口明穂)、資料復刻・索引(安田章)、話し言葉(宮地裕)、言語生活(林四郎)、方言(加藤正信)、社会言語学(徳川宗賢)、言語理論(池上善彦)、数理的研究(水谷静夫)、言語政策(野元菊雄)、国語教育(古田東朔)、日本語教育と日本語研究(水谷修)、世界の中での日本語(金田一春彦)、国語学会草創期の回顧―国語学会回報をめぐって―(永野賢)、国語学会の初期のこと(大野晋)あとがき(古田東朔)。

 付録には、次のものをおさめる。国語学会の成立とその使命(国語学会)、機関雑誌「国語学」発刊の辞(国語学会)、国語学会創立十周年を迎えて(時枝誠記)、二十周年記念講演会挨拶(時枝誠記)、国語学会の成立とその発展―百集号にあたって―(岩淵悦太郎)、国語学会創立四十周年を迎えて(金田一春彦)、国語学会創立五十周年を迎えて(渡辺実)、国語学会会則等、十周年記念大会に出席するの記、国語学会大会はじめて地方で開催の記―九州大学での印象―(平山輝男)、〈座談会〉国語学会誕生のころ―「国語学」の刊行まで―(遠藤嘉基・大野晋・永野賢・林大)、〈座談会〉「国語学」編集の足跡(金田一春彦・亀井孝・松村明・佐藤喜代治)、国語学会略年譜、研究発表会題目・研究発表者一覧、国語学会の役員・委員、国語学会編纂出版物一覧。

 

 

国語学研究文献索引 国語史篇 (国語学会・国立国語研究所編)

(平成8年2月20日 秀英出版刊 A5判 横組み 1,119ページ 18,500円)

 

 昭和5年から59年までの間に雑誌・講座・論文集等に発表された国語史関係の研究文献10776件を収めた文献索引。収録論文は、内容により5分類され、それぞれ発表年月順に一覧されている。各文献には、執筆者名、論文名、収録誌・巻号、発行年月、キーワード等の情報が示されている。別に、著者別・キーワード別の索引等を付す。

内容は次のとおり。

 序(代表理事山口明穂)、まえがき(国立国語研究所長水谷修)、『国語史篇』完成す(『国語学研究文献総索引』完成委員会委員長渡辺実)、国語史関係文献一覧([A]総記 [B]資料・学史 [C]表記史 [D]文法史 [E]文体史)、索引・付録(著者別索引、キーワード索引、論文収録著書一覧)、跋(完成委員会事業公開事業部長築島裕)、『国語史篇』刊行によせて(国語学研究文献総索引作成委員会データ入力委員長江川清)、あとがき(国語学研究文献索引『国語史篇』刊行委員近藤泰弘・月本雅幸)

 本書は、国語学会創立40周年記念事業『国語学研究文献総索引』作成事業の成果の一つであるが、その後の成果を取り込み、収録範囲を広げ、キーワードも付されている。本事業の経緯や、本書刊行に直接関わった人々の名は、本書所収の諸文に示されている。

 

 

国語学研究文献索引 音韻篇 (国語学会・国立国語研究所編)

(平成6年2月20日 秀英出版刊 A5判 横組み 534ページ 9,800円)

 

 昭和20年から59年までの間に雑誌・講座・論文集等に発表された音声・音韻関係の研究文献4,137件を収めた文献索引。収録論文は、内容により4分類され、それぞれ発表年月順に一覧されている。各文献には、執筆者名、論文名、収録誌・巻号、発行年月、キーワード等の情報が示されている。別に、著者別・キーワード別の索引等を付す。

内容は次のとおり。

 序(代表理事渡辺実) まえがき(国立国語研究所長水谷修) 『国語学研究文献索引 音韻篇』の出版を喜んで(金田一春彦)音韻関係文献一覧([A]音声・音韻関係 史的研究 [B]音声・音韻関係 現代語研究 [C]アクセント・イントネーション関係 史的研究 [D]アクセント・イントネーション関係 現代語研究) 索引(著者別索引 キーワード索引) 付録(論文収録著書一覧 音韻シソーラス) 跋(完成委員会公開事業部長築島裕) あとがき(完成委員会公開事業副部長(音韻篇出版担当)秋永一枝)

 本書は、前掲書と同じく国語学会創立40周年記念事業『国語学研究文献総索引』作成事業の成果の一つであるが、その後の成果を取り込み、収録範囲が昭和20年以降まで遡り、かつ、講座・論文集類所収文献まで広げられ、キーワードも付されている。計画当初から10年近い歳月を経、キーワード付け等を含めると1,000名近くが協力する大事業となった本事業での、最初の書籍刊行物である。なお、本事業の経緯や、本書刊行に直接関わった人々の名は、本書所収の諸文に示されている。

 

 

日本語研究文献目録 雑誌編[フロッピー版] (国語学会・国立国語研究所編)

(平成元年7月 秀英出版刊 フロッピーディスク13枚解説書1冊 20,600円 B5判ケース入り)

 

 『国語年鑑』の昭和29年版から昭和60年版までの32冊に収められた昭和28年1月から昭和59年12月までの雑誌論文、計83,786点をパーソナルコンピューター(パソコン)によっていろいろな角度から検索できるようにしたデータベース。

 昭和57年秋に国語学会創立40周年記念事業の1つとして発案されたが、昭和59年5月19日の理事会で、国語学会と国立国語研究所の共同事業として正式に決定し、国語学研究文献総索引作成委員会が組織された。同年夏から作成事業が開始され、5年の年月を経て完成したが、その間、NHKの放送文化基金や文部省科学研究費補助金の交付を受けた。編集には非常に多くの人々がかかわったが、それらの人々の名は次の「解説書」(38ぺージ)に記されている。内容は次のとおり。

 まえがき(代表理事築島裕) まえがき(国立国語研究所長野元菊雄) 「文献目録」完成を喜ぶ(前代表理事阪倉篤義) 「文献目録」を手にして(「国語学研究文献総索引」作成委員長金田一春彦) 文献目録の全体構想(同委員会事務局長飛田良文) 日本語研究データ・べースヘの歩み(同委員会実行委員長田中章夫) 文献目録のデータ構造(古田啓・山崎誠)検索プログラムの使用法(宮島達夫・中野洋)

 この『文献目録』は「雑誌編」であって、論文集や講座に収められたものは対象になっていない。しかし、収められた雑誌論文は、そのタイトル、タイトルに使われている語句や文字、著者名、雑誌名、刊行年月のいずれからでも検索でき、紙面に打ち出すことができる。

 この『文献目録』を利用するためにはパーソナルコンピューター(NECのPC9801シリーズまたはその互換機種)とMS-DOS(パソコンを動かすための基本ソフト)と新しいフロッピーディスク1枚が必要である。『文献目録』の13枚のフロッピーディスクのうちの検索プログラムのディスク(No.0のフロッピーディスク)にはMS-DOSが、組み込まれていない(これはMS-DOSの著作権者の意向によるという)ので、これを組み込んだ検索プログラムのフロッピーディスクを作らなければならない。これは慣れた人ならほんの数分でできることであるが、MS-DOSを操作するのは全く初めてという人はパソコンに詳しい人に依頼した方がいい。MS-DOSを組み込んだ検索プログラムのフロッピーディスクができてしまえば、あとは「解説書」の指示どおりに操作すればよい。この『文献目録』は「書籍」の形態はなしていないが、書店に注文すれば入手できる。

 パソコンには3.5インチのフロッピーディスクを使うものと5インチのフロッピーディスクを使うものとの2種があるので(機能は全く同じ)、書店に注文の際は自分の使う機種に合わせてどちらのインチのものかを指定する必要がある。

 なお、これに続き、講座などの論文も補った上で、キーワード等を含む増補版の準備も進行中である。

 (この『国語学研究文献総索引』作成委員会の経過については、『国語学』各集の「会務報告」のほか、経過報告が第144集〈中野洋・古田啓〉、第149集〈清水康行〉、第164集〈清水康行〉に掲載されており、第158集には刊行された『フロッピー版・日本語研究文献目録(雑誌編)』の内容が田中章夫実行委員長によって紹介されている。)

 

 

外から見た日本語、内から見た日本語

(昭和60年4月10日 武蔵野書院刊 B6判 縦組み 205ページ 1,550円)

 

 国語学会創立40周年記念の春季大会における公開講演会(昭和59年5月19日)の講演の記録と、その2か月後に行った座談会の記録とを収めたもの。構成、内容は次のとおり。

 序に変えて(金田一春彦) 《講演》日本語の将来(S・E・マーティン)・日本人の日本語(阪倉篤義)・日本語には特色などない(W・A・グロータース) 《座談会〉外から見た日本語、内から見た日本語(宋文軍、D・A・ラジャカルナ、柳尚熈、[司会]金田一春彦)付記

 講演は欧米の日本語研究者2人に阪倉篤義理事、座談会は東洋の日本語学者3人に金田一春彦代表理事が加わって、外から見た日本語、内から見た日本語について論じている。

 

 

復刻 国語学会会報―昭和21年9月~昭和23年10月―

(昭和60年4月10日 武蔵野書院刊 B6判 縦組み 写真図版4葉 本文121ページ 解説18ぺージ 武蔵野文庫9 1,240円)

 

 国語学会創立40周年を機に復刻したもの。内容は次のとおり。

 序(金田一春彦) 国語学会会報1(昭和21年9月10日)~同11(昭和23年10月25日)解説(永野賢)

 国語学会草創期の新しい力の躍動がうかがわれる復刻。『国語の歴史』の紹介でも簡単に見たように、機関誌刊行がままならない時期、国語学会は東京と京都で公開講演会を開催していた。その時期、『国語学会会報』を編集して、講演の要旨や連絡事項を掲載し、全会員に配布した。その復刻。巻頭の写真版には、最初の騰写版刷り(林大幹事[のち代表理事]が自らガリ版切りを行った)のもの、活版印刷のもの(7・8号、10・11号)、オフセット印刷のもの(9号)など、それぞれを示している。

 「解説」(永野賢)では、公開講演やその他の題目、講師について、『国語学』の第1輯からも引用しており、草創期の国語学会の状況がよくうかがわれ、当時の実情を知る上で貴重な資料となっている。

 なお付け加えれば、『国語学』第5輯にも、第1輯に掲載してから以後の「国語学会事業報告」が載せられている。それによれば、昭和24年から翌年にかけて、公開講演会は仙台、福岡、盛岡等でも何回か開いており、また秋には研究発表会も京都、東京で催している。このころになると、学会活動も徐々に盛んになり、各地に及びつつある状況であることが察せられる。

 

 

国語学大辞典

 (昭和55年9月30日 東京堂出版刊 B5判 以下、索引以外は縦組み 刊行のことば+昭和30年版『国語学辞典』刊行のことば+例言+執筆者一覧+総目次8ぺージ 本文947ページ 付録〈口絵8葉+国語年表・国語学関係参考文献一覧[国語学主要文献・言語学主要文献・国語教育主要文献・国語学関係講座、論文集、全集等内容一覧・影印本書目]〉234ページ あとがき5ページ 索引+欧文索引(横組み)67ページ 現在第8版 19,570円)

 

 国語学会創立40周年記念事業として企画されたもの。『国語学辞典』を基盤としながらも、中項目主義に重点を移している。編集委員は次のとおり。

 [編集委員長]岩渕悦太郎・林大、[編集主任]築島裕、[編集委員]宇野義方・奥津敬一郎・加藤正信・樺島忠夫・北原保雄・小松英雄・徳川宗賢・橋本四郎・原口裕・古田東朔・馬渕和夫・水谷静夫

 項目数は1,600あまり、執筆者は付録も含めて280余名に及ぶ。初めは『国語学辞典』の改訂版として計画されたが、のち新版ということになり、名称も『国語学大辞典』(昭和54年10月理事会決定)となった。企画から6年を経て刊行されたが、この間、代表理事も岩渕悦太郎・林大・平山輝男と交替した。

 

 

国語学史資料集―図録と解説―

(昭和54年4月20日 武蔵野書院刊 B5判 序・目次6ページ、本文220ページ+別掲図3葉 現在第4版 2,580円)

 

 「音韻(十五種) 仮名遣(八種) てにをは(八種) 係結(五種) 品詞論・文法論・語法(七種) 活用(六種) 語源(五種) 語義(五種) 方言(五種) 文字(四種) 外国人の日本語研究(五種)」の部門に分け、計73種の文献を各部門ごと、時代順に取り上げて写真版で示し、解説を行い、参考文献をあげている。

 『国語史資料集』刊行のあとで、その姉妹編として計画(昭和52年10月8日理事会決定)編集されたもの。編集委員ならびに解説執筆者は、[編集委員長]馬渕和夫、[編集委員]尾崎知光・加藤正信・根来司・林史典・舩城俊太郎・安田尚道。

 前の『国語史資料集』には編集責任者、編集委員の名があがっていなかったけれども、その時も実際に担当した人々である。ただし、各項の分担執筆者名は記されていない。「序」は林大代表理事。

 

 

国語史資料集―図録と解説―

(昭和51年4月20日 武蔵野書院刊 B5判 92葉の図録と裏面に解説 別冊「概説」12ぺージ 現在第10版 2,060円)

 

 国語学会創立30周年の記念事業の一つとして編集したもの。編集委員名はあげていないが、次の『国語学史資料集』の編集委員と同じ。

 「金石文」から始まり、「現代の話しことば」まで、代表的な資料を92葉の図版に示し、裏面に国語史上の解説を行っている。執筆者48名。別冊は、序(代表理事岩渕悦太郎)・上代語概説(橋本四郎)・中古語概説(大野晋)・中世語概説(小林芳規)・近世語概説(松村明)・近代語概説(古田東朔)。

 

 

複製 国語学 第1輯~第5輯

(昭和45年5月30日 武蔵野書院刊 各輯いずれも1冊600円、会員外は700円 現在品切)

 

 『国語学』の第1輯から第5輯まで(秋田屋、養徳社、刀江書院)を複製したもの。特に最初のころは会員数も少なく、また出版社も変わったため、初めの5輯を複製した。予約も受け、順次続けていく予定であったが、紛争直後ということもあってか、当座の売れ行きもあまりはかばかしくなかったため、そのままになってしまった。

 

 

方言学概説 改訂増補版

(昭和42年訂正増補版〈2版〉 同48年3月15日〈3版〉 武蔵野書院刊 最後に、「事項・語句索引、人名索引、書名・論文名索引、地域名索引」73ぺージを付す 2,000円 現在品切)

 

 『方言学概説』を訂正増補したもの。本文の誤植を正し、補正を加え、詳細な索引を添えている。初版の「あとがき」に「索引を添えないで出すのもはなはだ心苦しいが」(金田一春彦)とあったが、再版にあたって実行したものである。

 

 


以下絶版

 

方言学概説

(昭和37年11月30日 武蔵野書院刊 A5判 縦組み 序+目次12ぺージ 本文+あとがき414ページ 1200円 絶版)

 

 昭和33年夏、『国語学』第34輯が方言特輯号を企画した(編集主任亀井孝)ことが機縁となり、『国語の歴史』の姉妹編として編集されたもの。編集委員は、時枝誠記・亀井孝・金田一春彦。

 構成・内容は左のとおり。

 序(時枝誠記) 総説 一方言研究小史(東条操) 二方言と方言学(金田一春彦) 概説 一東日本の方言(野元菊雄) 二西日本の方言(楳垣実) 三琉球の方言(上村幸雄) 各説 一音韻(柴田武) 二アクセント(和田実) 三文法(南不二男) 四語彙(宮島達夫) 方言研究の方法 一方言地理学の方法(藤原与一) 二方法調査法(愛宕八郎康隆・神部宏泰) 三方言地図の書き方と読み方(W・A・グロータース) 標準語と方言 一共通語の教育(青木千代吉) 二標準語確立のために(都竹通年雄) あとがき(金田一春彦)

 

 

国語学辞典

(昭和30年8月20日 東京堂出版刊 A5判 以下、「索引」以外は縦組み 刊行のことば+執筆者一覧+例言+総目次まで9ページ 項目一覧表29ページ 本文+補遺990ページ 付録[国語音節一覧表・国語アクセント類別語彙表.国文法諸説対照表・国文法活用表・日本年号索引・国語年表・国語学関係参考文献一覧・国語学関係講座等内容一覧・複製本目録]163ぺージ 索引[事項索引・書名索引・人名索引・外国語からの索引]横組み94ページ 初版1,800円から始まり、第26版3,800円 絶版)

 

 国語学会創立10周年記念事業として企画されたもの。国語研究の成果だけではなく、言語生活・国語教育・国語問題等にも視野を広げ、かつ言語学や隣接諸科学等の項目も収めている。編集委員は次のとおり。

[委員長]時枝誠記、[副委員長]遠藤嘉基、[編集委員]金田一春彦・阪倉篤義・柴田武・上甲幹一・築島裕・中田祝夫・林大・山田俊雄、[幹事]桐原徳重

 項目数は2,270、執筆者は付録も含めて190名におよぶ。版を重ね、第26版に至ったが、これを母胎として、創立30周年記念事業の『国語学大辞典』が生まれた。

 

 

改訂 国語の歴史

(昭和26年6月10日 刀江書院刊 B6判 本文218ぺージ 索引14ぺージ 190円 絶版)

 

 下記の『国語の歴史』の改訂版。全体の構成は右に同じであるが、内容は改訂増補されている。機関誌『国語学』の発行書店が、秋田屋、養徳社、刀江書院と移ったこともかかわり、改訂版を刀江書院から出した。

 

 

国語の歴史

(昭和23年10月30日 秋田屋刊 A5判 本文202ぺージ 索引13ぺージ 200円 絶版)

 

 昭和22年9月末から4週間にわたり京都で開かれた「国語史」講座の講義内容をまとめたもの。国語学会最初の刊行物。機関誌『国語学』第1輯と同時に、秋田屋から刊行された。項目・執筆者は次のとおり。

 序(時枝誠記) 緒論(遠藤嘉基) 第一篇上代(阪倉篤義) 第二篇中古(遠藤嘉基) 第三篇中世(浜田敦) 第四篇近世(池上禎造) 参考文献 あとがき(浜田敦)

 ここで簡単に当時の国語学会の状況について見ておく。国語学会の成立は昭和19年(1944)3月末のこと(「日本方言学会」も解消合流)であるが、戦時中から戦後にかけては、学会活動もままならないところがあった。昭和20年1月、会長の橋本進吉博士の逝去により、同年11月から時枝誠記博士が会長事務を代行する(のち代表理事)ようになった。国語学会は、翌昭和21年春からは、機関誌刊行は先のこととしても、学会活動の一つとして、東京と京都とで「公開講演会」を定期的に開催することを計画し、実行にうつすこととした。加えて、『国語学会会報』を編集して、公開講演会の要旨、その他の連絡事項も掲載し全国の国語学会会員に配布することにした(後にあげる『復刻 国語学会会報』参照)。

 このように公開講演会を開催していたが、京都では、そのほかに、昭和22年の春と秋には、「国語学会基礎講座」も開いた。本書は、その秋の講座内容の収録である。

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