特集号と投稿論文募集のお知らせ

特集号の論文募集

 日本語学会編集委員会では,機関誌『日本語の研究』第11巻2号(『国語学』通巻261号,2015年4月刊行予定)を特集号とし,テーマを「近代語研究の今とこれから」とすることとしました。依頼論文を予定するとともに,広く会員の投稿を募ります。つきましては,上記テーマに関する研究論文の投稿をお待ちします。下記の要項,テーマ趣旨をご参照のうえ,ふるってご応募下さい。

 

要項

テーマ 「近代語研究の今とこれから」
内容  広義の近代語に関わるもので,現在の研究水準を踏まえた意欲的な研究論文であれば,広くご応募いただけます。なお,ここで言う「広義の近代語」とは,概略,室町時代以降1945年までの日本語を指します。ただし,この時代を中心として論じられていれば,この前後の時代への言及が行われることは問題ありません。
分量 刷り上がり14頁程度(投稿規定の改定に伴い,2頁増加しました)
投稿締切 2014年10月1日(必着)
掲載号 『日本語の研究』第11巻2号(2015年4月刊)

※ このほかの執筆要領は,一般投稿原稿と同じです。

 

テーマ趣旨

 日本語史を,古代語と近代語に大別し,そこにどのような推移の特徴を見出すべきかということについての関心は,すでに,『国語学』第22輯(1955年9月刊)の特集「古代語から近代語へ」において見出されます。そこから,約60年が経過して,古代語,近代語それぞれに,研究の成果が提出され続けてきました。その間,古代語の研究に比べて,近代語の研究は,後発の感が否めなかったにも拘わらず,多くの着実な成果の蓄積がなされ,近代語学会,日本近代語研究会という二つの研究組織も結成されて,今日にいたります。ところが,機関誌においては,その後,『国語学』第96集(1974年3月刊)の「近代敬語」,『国語学』第123集(1980年12月刊)の「江戸時代語研究の新分野」といった,近代語に部分的に関わる特集はありましたが,近代語を全体的に見わたしたものはありませんでした。

 

 そこで,今回,編集委員会では,広く,近代語研究の到達点(今)を確認しつつ,さらなる発展の可能性と課題(これから)について論じた研究を特集しようと計画しました。近代語研究の各分野で,これまでどのようなことが分かってきていて,さらにどのような研究がありうるのか,また必要なのかといったことについて調査・分析・展望等を行った,意欲的な論考をお待ちしています。本特集が,近代語研究についての,今後の里程標となることを期してやみません。

 

原稿送付先

 〒113-0033 東京都文京区本郷1-13-7 日吉ハイツ404号

 日本語学会事務室気付 編集委員会

 

問い合せ先

 上記の原稿送付先に同じ。または電子メールでoffice■■jpling.gr.jp (■■は@に置き換えてください)へ(件名は「特集号問い合せ」としてください)お寄せ下さい。

 

ご投稿上のお願い

  • 投稿される場合は,封筒の表に「第11巻2号特集号応募原稿」と明記して下さい。「確認メモ」にも,その旨,お書き添え下さい。

  • 投稿に関しては,必ず「投稿規定」をご参照下さい。「投稿規定」は機関誌『日本語の研究』各巻1号に全文が掲載されるほか,毎号目次裏に「投稿規定(抄)」が掲載されています。

(2013年10月2日掲載)

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