日本語学会2019年度春季大会プログラム
lastupdate 2019/8/22

日時

 2019年5月18日(土) 13時30分-20時00分(口頭発表,懇親会)

 2019年5月19日(日) 10時00分-16時30分(ブース発表,会長対談,大会式典,会員総会,シンポジウム,ワークショップ)

 

場所

 甲南大学 岡本キャンパス(〒658-8501 兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1)

 →交通案内のページへ

 

会場校委員

 中畠孝幸(委員長)・都染直也・廣川晶輝・中谷健太郎・八亀裕美(琉球大学)・橋本行洋(花園大学)

 

大会運営サポーター

 市地英(大阪大学大学院生)・上林葵(大阪大学大学院生)・徐茂峰(関西大学大学院生)・高谷由貴(岡山大学研究員)・

 山際彰(関西大学非常勤講師)・山口翔平(関西大学大学院生)・山口龍輝(関西大学大学院生)・山田伸武(大阪大学大学院生)・

 山本空(関西大学大学院生)

 ※大会運営サポーター導入のお知らせ(PDF)

 

大会ポスター

 大会ポスター【ダウンロード(PDF)

 

全体スケジュール

5月18日(土)

12時30分 受付開始

3号館1階 学生ホール

13時30分-17時40分

1 13時30分-14時10分

2 14時20分-15時00分

3 15時10分-15時50分

4 16時10分-16時50分

5 17時00分-17時40分

口頭発表

A会場(1号館2階 121講義室)

B会場(1号館2階 122講義室)

C会場(1号館3階 132講義室)

D会場(1号館3階 133講義室)

18時00分-20時00分 懇親会 5号館 カフェパンセ

 

5月19日(日)

9時30分

受付開始

3号館1階 学生ホール

10時00分-11時00分

ブース発表

E会場(3号館3階 331講義室)

F会場(3号館3階 332講義室)

G会場(3号館3階 333講義室)

H会場(3号館3階 334講義室)

I会場(3号館3階 335講義室)

J会場(3号館3階 336講義室)

12時00分-12時40分 会長対談

1号館4階 142講義室

12時40分-13時00分 大会式典

1号館4階 142講義室

13時00分-13時20分 会員総会

1号館4階 142講義室

13時30分-16時30分 シンポジウム

1号館4階 142講義室

13時30分-16時30分 ワークショップ

1号館4階 141講義室

 

5月18日(土)

口頭発表 [1号館] 13時30分-17時40分

※発表要旨ダウンロードは【要旨】をクリックしてください。全てを一括でダウンロードする場合は、こちらの【一括】をクリックしてください。

 

A会場[1号館2階 121講義室]

A-1 接続表現「ばかりに」の意味分析

 趙妍姗(麗澤大学学生)【要旨

A-2 接尾辞「上(じょう)」を後要素とする語の機能―機能の移行と移行の条件について―

 張希西(大阪大学学生)【要旨

A-3 名詞文にみられる属性叙述の3タイプ―統合関係に着眼した分析を中心に―

 中村真衣佳(北海道大学学生)【要旨

A-4 排他的限定を表す副詞の意味用法をめぐって

 呉慶霞(早稲田大学学生)【要旨

A-5 コーパスとクラスター分析を用いた副詞の文体調査

 中俣尚己(京都教育大学)【要旨

 

B会場[1号館2階 122講義室

B-1 日本語接続詞「で」の成立―文法化の観点から―

 百瀬みのり(大阪大学学生)【要旨

B-2 無助詞名詞の統語的機能―平安期散文資料を中心に―

 山田昌裕(恵泉女学園大学)【要旨

B-3 国会会議録にみられる〈ら入れ言葉〉の使用実態について

 浅川哲也(首都大学東京)【要旨

B-4 使用実態から見たハズダのジェンダー性について―「ハズ。」と「ハズよ」を中心に―

 陳秀茵(日本経済大学)【要旨

B-5 自然談話に見られる否定疑問文の形式,使用数,相互作用における機能

 ポリー・ザトラウスキー(ミネソタ大学) 【要旨

 

C会場[1号館3階 132講義室

C-1 同一複合名詞のアクセントの融合・非融合の使い分けに影響する文脈的要因

 陳曦(大阪大学学生)【要旨

C-2 琉球八重山白保方言のアクセント体系は三型であって,二型ではない

 中川奈津子(千葉大学),セリック・ケナン(国立国語研究所)【要旨

C-3 長崎県五島列島諸方言における*rVの変化過程の再建

 中村京介(東京外国語大学学生)【要旨

C-4 地名漢字「須磨」を用いた景観文字の研究

 岡墻裕剛(神戸女子大学)【要旨

C-5 森重敏の万葉仮名論は果たして五母音説なのか?

 安田尚道【要旨

 

D会場[1号館3階 133講義室

D-1 国語辞書と新聞の使用実態に基づいた日韓外来語の生産性に関する研究

 林廷修(筑波大学学生)【要旨

D-2 現代日韓両言語における「観察視点の状態表現」に関する研究―かたりの時間的構成を中心に―

 LEE GYEONGMIN(早稲田大学学生)【要旨

D-3 現代日本語にあって現代中国語に欠落している字順の逆転する二字漢語「AB—BA」の出自について―国語辞典の初出例の出典の問題―

 馬雲(江西農業大学)【要旨

D-4 明治期における漢字存廃論と言文一致論の関係の推移について―近代日本における漢字と日本語の関係変化を射程にいれて―

 張雄善(東京大学学生)【要旨

D-5 近代における和語動詞の主要表記の交代

 髙橋雄太(明治大学学生)【要旨

 

懇親会 [5号館 カフェパンセ] 18時00分-20時00分

会費: 事前申し込み(5月8日(水)まで) 一般 5,000円 学生 3,000円 /当日申し込み 一般 6,000円 学生 4,000円

 

 ※事前申し込みは締め切りました。

 

5月19日(日)

ブース発表 [3号館] 10時00分-11時00分

E会場[3号館3階 331講義室

E-1 『国語年鑑』の分野区分にみる研究動向の変遷

 八木下孝雄(国立国語研究所)【要旨

 

F会場[3号館3階 332講義室

F-1 疎の関係の人物への依頼場面で使用される許可求め表現に関する実態調査

 辻岡咲子(関西大学学生)【要旨

 

G会場[3号館3階 333講義室

G-1 『現代日本語書き言葉均衡コーパス』新聞・書籍・雑誌データの助動詞に対する用法情報付与

 加藤祥(国立国語研究所),浅原正幸,山崎誠【要旨

 

H会場[3号館3階 334講義室]

H-1 『日本語歴史コーパス』への追加情報の付与と共有―中古和文の「る」「らる」を例に―

 小木曽智信(国立国語研究所)【要旨

 

I会場[3号館3階 335講義室]

I-1 コーパスを使った方言研究の開拓―『日本語諸方言コーパス(COJADS)モニター版』を使って―

 大槻知世(国立国語研究所),上村健太郎,カルリノ・サルバトーレ,佐藤久美子,中澤光平,木部暢子【要旨

 

J会場[3号館3階 336講義室]

J-1 国立国語研究所収蔵音声・映像資料と試視聴システム

 高田智和(国立国語研究所),石本祐一,関川雅彦【要旨

 

《昼休み》 11時00分-12時00分

 

会長対談 [1号館4階 142講義室] 12時00分-12時40分

 会長対談―阿辻哲次氏を迎えて―

 京都大学名誉教授・日本漢字学会会長 阿辻哲次

 日本語学会会長 金水敏

 

大会式典 [1号館4階 142講義室] 12時40分-13時00分

 会長挨拶   金水敏

 会場校挨拶   長坂悦敬(甲南大学長)

 学会賞授賞式

 

会員総会 [1号館4階 142講義室] 13時00分-13時20分

 

シンポジウム [1号館4階 142講義室] 13時30分-16時30分

 現代語-古代語 対照文法の可能性と課題

   趣旨

 1990年代にやや停滞したかにみえた古代語(上代語・中古語)文法研究は,世紀が変わる前後ころから,多くの若手研究者が登場して活況を呈し,現在に至っている。現在の古代語文法研究者には,多く,次のような研究スタイルが共有されているように思われる。①見出だされた言語現象を,言語史として体系的・構造的に叙述しようとする意識。②歴史コーパスの利用。③進展した現代語文法(および外国語文法)の知見の利用,現代語-古代語対照文法的意識。このうち①②については様々な機会に議論されており,近年では,①について大木一夫・多門靖容編『日本語史叙述の方法』(2016年),②について近藤泰弘・田中牧郎・小木曽智信編『コーパスと日本語史研究』(2015年)のような企画もあったところである。一方,③については,現代語文法の視点で古代語を研究する手法が一般化したものの,その方法論や功罪について表立った反省,検証はなされていないように思われる。例えば日英語対照研究がそうだったように,現代語と古代語との対照研究が大きなみのりをもたらすことは確かであろうが,一方で,現代語研究が明らかにしてきた事実や前提にとらわれすぎると,かえって研究の停滞を招く恐れもなしとしない。

 また,今日では,対照される現代語も,共通語のみならず,広く日本語諸方言に急速に拡大しており,逆に現代(共通)語研究,方言研究の側からも古代語文法研究の成果を参照しようとする意識が高まりつつある。

 このような状況を踏まえ,本シンポジウムでは,現代語-古代語対照文法の可能性と課題について検証し,古代語研究者のみならず,現代語,方言研究者とも意見交換を行いたい。本シンポジウムでは,まず,企画担当者から「総論:現代語-古代語対照文法の概要」を述べた後,パネリスト3名から以下のような問題提起を行う。

 

   パネリストの発表タイトルとキーワード

①高山善行(福井大学)「文法の史的対照は何をもたらすか-「連体ナリ」と「ノダ」の比較-」

  キーワード:史的対照,連体ナリ,ノダ

②竹内史郎(成城大学)「現代京都市方言と平安時代語との対照研究の可能性」

  キーワード:類型論的多様性,主語焦点構文,項の語用論的性質

③野田尚史(国立国語研究所)「現代語から出発する古代語との対照文法の可能性」

  キーワード:現代語研究,係り結び,焦点表示

 

   司会

     小田勝(國學院大学),辛島美絵(九州産業大学)

   企画担当

     小田勝(國學院大学),辛島美絵(九州産業大学)

 

ワークショップ [1号館4階 141講義室] 13時30分-16時30分

W-1 『日本語歴史コーパス』の今とこれから

 小木曽智信(国立国語研究所),松崎安子(国立国語研究所),村山実和子(国立国語研究所),近藤明日子(国立国語研究所),

 南雲千香子(国立国語研究所),高田智和(国立国語研究所),片山久留美(国立国語研究所)【要旨

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