【重要】大会期間中は複数の他学会の大会開催が予定されており,仙台市内のホテルは満室になる可能性があります。交通と宿泊の手配は,なるべく早めにお済ませください。
日時
2019年10月26日(土) 12時30分-20時00分(会長対談,口頭発表,懇親会)
2019年10月27日(日) 9時50分-16時30分(ブース発表,大会式典,臨時会員総会,シンポジウム)
場所
東北大学 川内北キャンパス (〒980-8576 仙台市青葉区川内41)
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会場校委員
大木一夫(委員長)・斎藤倫明・小林隆・甲田直美・曽睿
大会ポスター
大会ポスター【ダウンロード(PDF)】
予稿集PDF版
公開期間(大会前後2週間程度)は終了しました。
全体スケジュール
11時30分 | 受付開始 |
B棟 1階 談話室 |
12時30分-13時10分 | 会長対談 |
C棟 2階 C200 |
13時30分-17時40分 1 13時30分-14時10分 2 14時20分-15時00分 3 15時10分-15時50分 4 16時10分-16時50分 5 17時00分-17時40分 |
口頭発表 |
A会場(B棟 1階 B101) B会場(B棟 1階 B102) C会場(B棟 1階 B103) D会場(B棟 1階 B104) |
18時00分-20時00分 | 懇親会 | 川内厚生会館・川内の杜ダイニング |
9時20分 |
受付開始 |
B棟 1階 談話室 |
9時50分-11時30分 1 9時50分-10時35分 2 10時45分-11時30分 |
ブース発表 |
E会場(C棟 2階 C201) F会場(C棟 2階 C202) G会場(C棟 2階 C205) H会場(C棟 2階 C206) |
12時20分-12時35分 | 大会式典 |
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12時35分-12時50分 | 臨時会員総会 | |
13時00分-16時30分 | シンポジウム |
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※大会式典・臨時会員総会・シンポジウムの会場がC200からM206に変更されました。
10月26日(土)
会長対談 [C棟 2階 C200] 12時30分-13時10分
会長対談―前川喜久雄氏を迎えて―
日本音声学会会長 前川喜久雄
日本語学会会長 金水敏
口頭発表 [B棟] 13時30分-17時40分
※発表要旨ダウンロードは【要旨】をクリックしてください。全てを一括でダウンロードする場合は、こちらの【一括】をクリックしてください。
A会場[B棟 1階 B101]
A-1 失礼な「テオク」について―「テオク」の級外下位ポイントに着目して―
井上直美(埼玉大学学生)【要旨】
A-2 能動・受動の選択の複数の独立した有標性制約によるモデル
TOET RUDY(長崎大学)【要旨】
A-3 主体の特徴としての動作を表す文について
呉涵涵(岡山大学学生)【要旨】
A-4 話題間関連性と話題終了から見る話題開始表現の使い分け
朱怡潔(東北大学学生)【要旨】
A-5 接続詞「また」の機能領域の広さと対称性―「さらに」「一方」と比較して―
井伊菜穂子(一橋大学学生)【要旨】
B会場[B棟 1階 B102]
B-1 上代語における「不定語+ト」引用句と潜伏疑問文,間接疑問文
山田伸武(大阪大学学生)【要旨】
B-2 古典語における形容詞連用形・テ形の副詞的用法について
菊池そのみ(筑波大学学生)【要旨】
B-3 接続助詞的トコロデの歴史的変遷―トコロガとの関係再考―
三浦さつき(早稲田大学学生)【要旨】
B-4 時間関係を表す「やさき」の成立
藤田優子(九州大学学生)【要旨】
B-5 20世紀後半の外来語使用急増の一過程―外来語「パターン」の増加過程を例に―
石暘暘(東北大学学生)【要旨】
C会場[B棟 1階 B103]
C-1 全国資料を用いた終助詞「モノ類」の地理的分布―藤原与一の調査と方言談話資料『ふるさとことば集成』との対照から―
小原雄次郎(東北大学学生)【要旨】
C-2 Web言語調査による若年世代方言の全国分布
吉田健二(愛知淑徳大学),南波茉奈【要旨】
C-3 民話資料のコーパス的利用の可能性―「宮城県の民話」の分析から―
寺嶋大輔(東北大学学生)【要旨】
C-4 八丈語のニ格形容詞
三樹陽介(目白大学)【要旨】
C-5 北琉球語喜界島方言の授与動詞
荻野千砂子(福岡教育大学)【要旨】
D会場[B棟 1階 B104]
D-1 ミクロネシア地域の言語における日本語起源借用語の比較研究
今村圭介(東京医科歯科大学),ダニエル・ロング【要旨】
D-2 岡山県東部方言のアクセントの成立過程
中澤光平(国立国語研究所)【要旨】
D-3 ソウダ節での音調中和にかかわる構造的・地域的要因
那須昭夫(筑波大学)【要旨】
D-4 現代短歌における二重表記の役割―日本語学の見地から―
清水恵理(埼玉大学学生)【要旨】
D-5 マギル疼痛質問票日本語版における痛み表現に関する研究―感覚的表現を中心に―
華迪聖(首都大学東京学生)【要旨】
懇親会 [川内厚生会館・川内の杜ダイニング] 18時00分-20時00分
会費: 事前申し込み(10月16日(水)まで) 一般 5,000円 学生 3,000円 /当日申し込み 一般 6,000円 学生 4,000円
※事前申し込みは締め切りました。
10月27日(日)
ブース発表 [C棟] 9時50分-11時30分
1 9時50分-10時35分
E会場[C棟 2階 C201]
E-1 『日本語歴史コーパス 和歌集編』Ver.1.0の公開
松崎安子(国立国語研究所),小木曽智信,中村壮範【要旨】
E-2 “専門連語”が示唆するもの―連語の単位性と専門概念の名づけをめぐって―
小宮千鶴子(早稲田大学)【要旨】
F会場[C棟 2階 C202]
F-1 漢字字体規範史データセットと単字検索
守岡知彦(京都大学),劉冠偉,高田智和【要旨】
F-2 漢語通時コーパスの構築―「大地コーパス」の設計と目標―
王鼎(蘇州大学)【要旨】
G会場[C棟 2階 C205]
G-1 『BTSJ日本語自然会話コーパス2018年版』の活用法の紹介と終助詞「ね」,「よ」,「よね」の使用実態の分析
宇佐美まゆみ(国立国語研究所)【要旨】
G-2 埼玉県羽生市三田ヶ谷平島地区における対称詞選択・被選択規則の言語行動学的考察
吉岡希光【要旨】
H会場[C棟 2階 C206]
H-1 統語解析情報付きコーパスを用いたテキストジャンル間の比較
三好伸芳(実践女子大学)【要旨】
2 10時45分-11時30分
E会場[C棟 2階 C201]
E-3 明治・大正期の文学作品コーパスの設計とその課題
髙橋雄太(国立国語研究所),服部紀子,小木曽智信【要旨】
E-4 どのような場面で「私は娘をほめられた」と言うのか―日本語母語話者を対象としたアンケート調査から―
村上佳恵(城西国際大学)【要旨】
F会場[C棟 2階 C202]
F-3 共通語化最終段階における方言使用状況―第1~4回鶴岡共通語化調査データの公開―
鑓水兼貴(国立国語研究所),高田智和【要旨】
F-4 慣用音と呉音とのはざま―現代漢和辞典と近世法華経字音―
宋在漢(日本学術振興会),中澤信幸【要旨】
G会場[C棟 2階 C205]
G-3 助詞の使用頻度から見た中古日本語の特徴と訓点資料との関係
廉田浩【要旨】
G-4 漢語副詞の意味変化と表記―「散々」を例として―
蔡嘉昱(筑波大学学生)【要旨】
《昼休み》 11時30分-12時20分
大会式典 [C棟 2階 C200 M棟 2階 M206] 12時20分-12時35分
会長挨拶 金水敏
会場校挨拶 森本浩一(東北大学大学院文学研究科長)
学会賞授賞式
臨時会員総会 [C棟 2階 C200 M棟 2階 M206] 12時35分-12時50分
シンポジウム [C棟 2階 C200 M棟 2階 M206] 13時00分-16時30分
社会変動の中の日本語研究―学の樹立と展開―
趣旨
日本語研究は,社会変動に応じて,その目的やありかた,研究の主体や組織を変え,学問や学会の名称をも変えながら今日に至りました。近年の日本語研究がたどってきた道筋を現代的視点から振り返りつつ,これからの日本語研究の方向やありかたについて議論します。
近年の日本語研究は,1970~2000年代に比較的大きな転換期を迎え,それに応じて新しい進路が切り開かれてきました。日本語教育の重要性が高まり,国立国語研究所に日本語教育部門ができました。方言研究と社会言語学は重なりながらそれぞれの方向を模索し始め,現代の口語を対象とした文法研究が活発になり,社会言語科学会や日本語文法学会など個別の専門学会が立ち上がります。さらに,2004年,「国語学会」は名称を「日本語学会」に変更し,翌年には雑誌名「国語学」を「日本語の研究」に変更しました。そして,2006年,国立国語研究所は日本語教育部門を日本語教育基盤情報センターに改編,2009年に大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所となりました。かつて国語学などを基盤にしていた教育科目「国語」と日本語研究は分野的分離が進みましたが,新しい学習指導要領には現代性がさまざまに反映されています。
現在の日本語研究は,コミュニケーション媒体の多様化,大規模データの電子的蓄積,日本語話者の拡大と多様化,大規模災害や過疎化による地域言語喪失など,さまざまな社会変動の中で,新たな転換期を迎えつつあります。
このシンポジウムでは,国語と国語教育,日本語教育,国立国語研究所,現代語文法,方言,社会言語学,言葉とアイデンティティーなどの研究にかかわってきたパネリストに,それぞれの研究の流れや展開をご自身のお立場から概説していただきます。指定討論者には,現代的視点からの質問やコメントをいただくことで,これまでの日本語研究が社会変動の中をどのように歩んできたか,何を取捨選択してきたのかを明らかにしていただきつつ,これからの日本語研究がどのように展開されるべきなのか,論じていただきます。
パネリストの発表タイトルとキーワード
①仁田義雄(大阪大学名誉教授)「研究対象の学としての自立化と時代背景―現代日本語文法―」
キーワード:記述文法,1970年代前後の研究環境,1970年代以降の社会状況
②杉戸清樹(国立国語研究所名誉所員)「言語使用の学の展開―言語生活・言語行動・社会言語学・日本語教育―」
キーワード:社会との関わりで,他領域との関わりで,国立国語研究所で
③大野眞男(岩手大学)「言語の記述・観察から言葉の生態学へ―危機方言の活性化支援活動を通して―」
キーワード:危機方言,アイデンティティー,言葉の生態学
指定討論者
①山東 功(大阪府立大学),②金 愛蘭(日本大学),③仲原 穣(沖縄県立芸術大学)
司会
竹田晃子(立命館大学)
企画担当
竹田晃子(立命館大学),金 愛蘭(日本大学)