日本語学会2019年度秋季大会
lastupdate 2019/4/2

日時

 2019年10月26日(土)・27日(日)

 

場所

 東北大学 川内北キャンパス (〒980-8576 仙台市青葉区川内41)

 

 

シンポジウム概要(速報版)

 社会変動の中の日本語研究―学の樹立と展開―

   趣旨

 日本語研究は,社会変動に応じて,その目的やありかた,研究の主体や組織を変え,学問や学会の名称をも変えながら今日に至りました。近年の日本語研究がたどってきた道筋を現代的視点から振り返りつつ,これからの日本語研究の方向やありかたについて議論します。

 近年の日本語研究は,1970~2000年代に比較的大きな転換期を迎え,それに応じて新しい進路が切り開かれてきました。日本語教育の重要性が高まり,国立国語研究所に日本語教育部門ができました。方言研究と社会言語学は重なりながらそれぞれの方向を模索し始め,現代の口語を対象とした文法研究が活発になり,社会言語科学会や日本語文法学会など個別の専門学会が立ち上がります。さらに,2004年,「国語学会」は名称を「日本語学会」に変更し,翌年には雑誌名「国語学」を「日本語の研究」に変更しました。そして,2006年,国立国語研究所は日本語教育部門を日本語教育基盤情報センターに改編,2009年に大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所となりました。かつて国語学などを基盤にしていた教育科目「国語」と日本語研究は分野的分離が進みましたが,新しい指導要領には現代性がさまざまに反映されています。

 現在の日本語研究は,コミュニケーション媒体の多様化,大規模データの電子的蓄積,日本語話者の拡大と多様化,大規模災害や過疎化による地域言語喪失など,さまざまな社会変動の中で,新たな転換期を迎えつつあります。

 このシンポジウムでは,国語と国語教育,日本語教育,国立国語研究所,現代語文法,方言,社会言語学,言葉とアイデンティティーなどの研究にかかわってきたパネリストに,それぞれの研究の流れや展開をご自身のお立場から概説していただきます。指定討論者には,現代的視点からの質問やコメントをいただくことで,これまでの日本語研究が社会変動の中をどのように歩んできたか,何を取捨選択してきたのかを明らかにしていただきつつ,これからの日本語研究がどのように展開されるべきなのか,論じていただきます。

 

 

   パネリスト

     仁田義雄(大阪大学名誉教授),杉戸清樹(国立国語研究所名誉所員),大野眞男(岩手大学)

   指定討論者

     山東 功(大阪府立大学),金 愛蘭(日本大学),仲原 穣(沖縄県立芸術大学)

   司会

     竹田晃子(立命館大学)

   企画担当

     竹田晃子(立命館大学),金 愛蘭(日本大学)

(2019年4月2日掲載)

日本語学会事務室 〒113‐0033 東京都文京区本郷1丁目13番7号 日吉ハイツ404号 電話・FAX 03(5802)0615 E-MAIL:office■■jpling.gr.jp(■■は@に置き換えてください)

Copyright © 2014 日本語学会 All Rights Reserved.