2020年頭 会長挨拶

 日本語学会会員のみなさま,2020年の年頭にあたり,ご挨拶申し上げます。

 

 2019年度は,これまでの学会運営体制の最後の年度となります。一昨年に刊行されました『日本語学大辞典』の順調な販売成績と,この実績を基盤とする記念講演会を成功裡に終えることができるなど,記念になる年とすることができました。これも,ひとえに,日頃よりお支えくださっている会員のみなさまのお蔭と存じております。心より御礼申し上げる次第です。

 

 これまでも折りに触れて申し上げてきたところですが,本年2020年においては,事務体制がまったく別の形式をとることになります。これまで学会事務室による丁寧な応対をしてきましたが,これを3月までといたします。4月からは,学会事務を専門的に請け負ってきた外部組織にゆだねることになります。すでに他学会の事務をこなしている,実績のある組織におまかせするので,概ね問題なく移行できるものと確信しております。とはいえ,事務体制の変更により,従前どおりとは行きかねる局面もあるかと思いますので,どうか,みなさまのご理解とご協力を切にお願い申し上げます。

 

 さて,事務体制は変わるわけですが,学会として活動は,たゆむことなく,続けていかなければなりません。春・秋の大会においても,また,いまは年3回の刊行となっております機関誌『日本語の研究』も,ますますの充実をめざしたく思うところです。会員のみなさまの研鑽の実りを,研究発表として,また機関誌への投稿として,積極的に反映して下されば幸いです。

 

 この1年,どうか会員のみなさまの研究活動がますます活発になり,多くの発見と豊かな成果で満たされますよう,心よりお祈り申し上げます。

 

  2020年1月吉日
                日本語学会会長  金水 敏

 


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(2020年1月11日掲載)

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