日本語学会2021年度春季大会の運営方法の変更点について

日本語学会大会企画運営委員会

 

 日本語学会2021年度春季大会は,2020年度秋季大会に続き,オンラインによる2回目の大会開催となります。前回大会の経験を踏まえ,今大会では,より効率的で効果の高い(今後に継承可能な)オンライン大会の運営方法を確立するため,いくつかの変更を試みます。主な変更点を以下に挙げます。

 

(1)研究発表会場に使用するZoomをミーティングのみにし,ウェビナーは使用しない。前回大会の準備段階に比べてZoomの機能改善があり,ミーティングでも安定した会場運営が可能であると判断した。

 

(2)ポスター発表のプログラムを,各発表が時系列で並ぶプログラムから,同一時間帯に複数件の発表が並ぶプログラムに変更する。Zoomミーティングのブレイクアウトルームの機能が拡張され,参加者各自が参加したいルームを選択できるようになったことにより,この機能を活用したポスター発表会場の運営が可能であると判断した。

 

(3)前回大会では,大会専用プラットフォームサイト(事前参加申し込み者のみがログイン可能)の構築を外部委託したが,今大会では実行委員会で自作する。機能は制限されるが,オンライン大会に必要な情報は自作のサイトでも提供できると判断した。これにより,大幅な経費削減が見込まれる。

 

(4)発表に回線接続トラブルによる遅延が生じた場合の発表振替時間は設けず,発表と発表の間のインターバル(休憩時間)で調整する。万一,インターバルの時間帯で調整できないトラブルが生じ,プレゼンテーションが未完了となった場合も,発表は成立したものと見なす。前回大会と同様に,大会会期前に発表者と会場運営担当者(司会・司会補助・ホスト)による発表リハーサルを実施し,予測されるトラブルを事前に把握することで,トラブルの回避は可能であると判断した。

 

 なお,前回大会の参加申込数は一般305人,特別188人でした。今大会でもこの規模の参加が維持されると予想した場合,(1)と(3)の変更及び今大会から実施する予稿集冊子の廃止(PDF版を常時公開)により,大会開催費の支出が大幅に抑えられることから,今大会の参加費の設定を以下のようにいたしました。

 

  一般(専任職にある方) 2,500円(通常は3,000円)
  特別(専任職にない方) 1,000円(通常は2,000円)

 

 特別参加者の減額幅を大きくしているのは,学生,若手研究者の皆様の参加を促したいためです。会員の皆様には,まだ会員ではないご指導の学生,日本語研究に関心のある方へのお声がけを是非ともお願いいたします。


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(2021年3月15日掲載)

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