日本語学会2021年度春季大会
lastupdate 2021/1/12

日時

 2021年5月15日(土)・16日(日)

 

場所

 オンライン会場

 日本語学会2021年度春季大会のオンライン開催について

 

実行委員

 加藤大鶴(実行委員長),青木博史,甲田直美,齊藤美穂,竹田晃子,日高水穂,平塚雄亮,山本真吾(以上大会企画運営委員兼任),白岩広行,高田智和,堤智昭(以上事務局委員兼任),内田宗一,宮内佐夜香(以上広報委員兼任),岡田一祐,岡田祥平,加藤祥,中西太郎,林直樹,八木下孝雄

 

研究発表募集

 2021年度春季大会での研究発表を下記の要領で募集します。

 また,若手会員による研究発表については日本語学会大会発表賞[PDF]の選考も行われます。

 

口頭発表

応募要領 オンライン開催の発表形態と応募要領はこちら

応募締切 2021年2月9日(火) (ワークショップの締め切りとは異なりますので,ご注意ください。)

採否の決定 大会企画運営委員会で審査の上,採否を決定します。採否は2021年3月上旬ごろにメールで通知します。

採択された場合の予稿集の原稿 採択された場合は,予稿集の原稿を提出していただきます。締め切りは2021年3月下旬ごろの予定です。詳細は,以下のリンクからご確認ください。

  ・予稿集原稿作成要領

 

ポスター発表

応募要領 オンライン開催の発表形態と応募要領はこちら

応募締切 2021年2月9日(火) (ワークショップの締め切りとは異なりますので,ご注意ください。)

採否の決定 大会企画運営委員会で審査の上,採否を決定します。採否は2021年3月上旬ごろにメールで通知します。

採択された場合の予稿集の原稿 採択された場合は,予稿集の原稿を提出していただきます。締め切りは2021年3月下旬ごろの予定です。詳細は,以下のリンクからご確認ください。

  ・予稿集原稿作成要領

 

ワークショップ

応募要領 オンライン開催の発表形態と応募要領はこちら

応募締切 2021年1月26日(火) (口頭発表・ポスター発表の締め切りとは異なりますので,ご注意ください。)

採否の決定 大会企画運営委員会で審査の上,採否を決定します。採否は2021年3月上旬ごろにメールで通知します。

採択された場合の予稿集の原稿 採択された場合は,予稿集の原稿を提出していただきます。締め切りは2021年3月下旬ごろの予定です。詳細は,以下のリンクからご確認ください。

  ・予稿集原稿作成要領

 

発表応募の方法

 発表応募の方法はこちら

 2021年度春季大会の発表応募の受付は,発表応募・原稿投稿システムにて,2021年1月12日(火)から開始します。

 

大会企画

ワークショップ0(ゼロ)概要

 日本語の談話研究―新しい研究課題の開拓のために―

  趣旨

 本ワークショップでは,近年,研究が盛んになってきている日本語の談話研究について,どのような分野の研究と連携させながらどのような新しい研究課題を開拓することができるかを考えます。

 談話研究には,書きことばではなく話しことばを対象にするという面と,語や文のような小さな単位ではなくコミュニケーションを行うまとまった発話という大きな単位を対象にするという面があります。どちらも,言語の構造だけでなく言語の運用も重視しようという言語研究の大きな流れに沿ったものです。談話研究は,音声研究や語用論研究,コミュニケーション研究などとも関連が深く,また,日本語の歴史的研究や,方言を含む社会言語学的研究,他言語との対照研究,国語教育や日本語教育への応用研究でも,様々な新しい研究が期待できるものです。

 今回は,2名の講師の発表をもとにフロアの方々と意見交換をしながら,これから日本語の談話研究において新しい研究課題を開拓していくための様々な可能性を議論します。

 

  講師

   野田尚史(国立国語研究所)

   定延利之(京都大学)

  司会・企画担当

   甲田直美(東北大学)

 

※ワークショップ0は,日本語学会の今後の開拓分野を示すという目的をもって企画するものです。日本語研究の隣接領域や日本語学会では発表応募の少ない分野を積極的に取り上げ,日本語学会の大会が多様な研究領域の交流の場となることを企図するとともに,そうした多様な研究領域からの発表応募を促すことをめざします。

 

シンポジウム概要

 フィールドに入る、フィールドを広げる

  趣旨

 近年の日本語研究のひとつの流れとして,理論研究者や文献研究者など,「フィールド調査」に重点を置いてこなかった研究スタイルの研究者がフィールドに入り,調査を通じて自らの研究フィールドを広げてきていることが挙げられます。本シンポジウムはその流れを振り返り,今後の日本語研究の方向性と可能性をはかろうとするものです。

 日本の理論言語学的研究は西洋の理論,西洋語の分析法を取り入れ,それを日本語に適用させるという形で発展してきました。そこで適用される「日本語」は現代中央語であり,研究者の言語直観を生かして内省を重ねることで詳細なデータを得ていました。その結果,西洋語と日本語との対照研究が進み,理論から見た日本語の特質について理解が深まってきたという流れがあります。

 現代中央語の理論的・記述的文法研究が描き出してきた研究成果が古典語文法研究者にも影響を与えてきたことは本学会2019年度のシンポジウムでも議論されたところです。それは方言文法の研究でも同様でしたが,中央語の研究成果を方言研究に利用することによってその成果だけではわからない諸カテゴリーの特質がかえって明らかになり,それを解決しようとすることが近年の研究の進展を促してきました。アスペクト研究がその代表です。そういう流れをきっかけとして,理論的研究者が方言の類型的変異に目を向け,その説明法を探るためにフィールドに入るようになってきました。

 音韻,特にアクセントの研究は,中央語だけでなく方言差や時代差を主要な研究対象としてきましたが,細かいバリエーションを扱う関係上,日本語内部の目に見える変異に注意が向けられやすかった部分があります。一方理論研究では,諸外国語から日本語諸方言まで考慮する関係から,モデル化しなければ見えてこない共通性のほうに注意が向けられてきました。直接フィールドに関わった理論研究者の研究成果には,方言研究者が目を向けなかった事象に光を当て,思いもよらぬ一般化につながるものがあり,それが近年の記述的研究の発展につながってきています。

 通時的な研究志向を持つ文献研究者にとって,方言文法のバリエーションは「ありえた変化」の姿として新鮮な興味の対象となっています。『鹿児島県甑島方言からみる文法の諸相』は,理論研究者,文献研究者がフィールドに入り,方言研究者と協同して研究した成果であり,詳細な記述的事実の整理に理論的な説明,通時的な説明が加わることによって研究に厚みが増しています。この研究に限らず,若手文献研究者はフィールド研究に直接携わることで自らの文献研究のフィールドを広げてきています。

 こういった研究の流れは,様々なバックグラウンドを持つ研究者がプロジェクトを通して協同して研究を進めるという新たなスタイルを生んでいます。危機言語としての方言の記述の重要性,若手研究者人口の減少,現地調査が難しくなっている現状など,現在の研究には課題がいくつもありますが,オンラインでの情報交換を進めながら様々なタイプの研究者と協同して研究フィールドの幅を広げていくことが本学会にとっても今後の重要な道筋の一つになるものと思われます。

 本シンポジウムでは,フィールドに入ることで研究の幅を広げてきた理論研究者お二人と文献研究者お一人に登壇いただき,これまでのことを振り返りつつ今後の研究の在り方について考えていきたいと思います。

 

  パネリスト

   窪薗晴夫(国立国語研究所)

   有田節子(立命館大学)

   久保薗愛(愛知県立大学)

  司会・企画担当

   江口正(福岡大学)

   高田三枝子(愛知学院大学)

 

(2020年10月28日掲載/2021年1月11日更新)

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