日本語学会

研究発表一覧(1960年-1969年)

過去の研究発表会・大会での研究発表一覧を掲載しています。また,「要旨PDF」から『日本語の研究』に掲載されている発表要旨を閲覧することができます。閲覧できる要旨は,2004年度秋季大会以降(『日本語の研究』第1巻2号以降)のワークショップ・口頭発表・ブース発表・ポスター発表・デモンストレーションです。

国語学会公開講演会(東京・第41回)〔1960年5月28日,上野国立博物館〕 

講演

  • 延喜・天暦期の仮名書道について / 伊東卓治
  • 亀田次郎氏の思い出 / 金田一京助


国語学会研究発表会(京都・第14回)〔1960年6月5日,京都大学〕 

口頭発表

  • 連濁と連声―同化の問題― / 浜田敦
  • 国語愛護の立場から源氏物語の既刊書について一言する / 西義一
  • 現代文における関係語順の傾向 / 佐伯哲夫
  • 改修本捷解新語―朝鮮資料に反映した国語史的展開― / 安田章
  • 活用形と終助詞 / 橋本四郎
  • 枕詞の年輪 / 井手至
  • 左変源流考 / 木下正俊


国語学会公開講演会(東京・第42回)〔1960年10月22日,東京大学〕 

講演

  • 脳とことば / 時実利彦
  • 方言周圏論とアクセント / 平山輝男


国語学会研究発表会(東京・第12回)〔1960年10月23日,東京大学〕 

口頭発表

  • 「日本館訳語」の成立―国語音韻資料としての価値― / 大友信一
  • 天草版平家物語の原拠―巻第一について― / 清瀬良一
  • 「その故は……(なれ)ばなり」という言い方について / 西田直敏
  • 「蹴」の古活用 / 大坪併治
  • 『御湯殿上日記』に現われた女房詞―敬語接頭辞を中心に― / 国田百合子
  • 『御国詞活用抄』の訂補過程について / 古田東朔
  • 打ち消して残るところ―否定表現の結果― / 鈴木一彦
  • 文型記述の構想 / 林四郎
  • 文論的分析の一つの試み / 南不二男
  • 文の構造式 / 山口光
  • 「はたらきかけ,うけみ,使役」の構文様式の構造図式による展示 / 佐久間鼎


国語学会公開講演会・シンポジウム〔1960年10月30日,京都府立大学〕 

講演

  • ドイツにおける日本語学 / 遠藤嘉基

シンポジウム

  • 国語学の動向と方法 / 青木伶子,奥村三雄,宮地裕,水谷静夫,大橋保夫


国語学会研究発表会(京都・第15回)〔1961年6月4日,京都学芸大学〕 

口頭発表

  • 支那において悉曇を音訳した仏教経典の文字についての研究 / 西義一
  • 助動詞「けり」の間接性―「き」「なり」の直接性に対して― / 中西宇一
  • チャンブレンの用言の活用 / 松下厚
  • 仮定と確定の限界―源氏物語の異本の相違を中心として― / 花本初子
  • 南島与論島方言研究の結語 / 山田実
  • 音画接辞「くな」の類縁語とその伝流 / 中川芳雄
  • イントネーションの整理とその表記について / 宮地裕


国語学会公開講演会(東京・第43回)〔1961年6月24日,東京女子大学〕 

講演

  • 近代日本語の成立―洋学との関連について― / 杉本つとむ
  • 仮名 / 浜田敦


国語学会公開講演会(京都・第44回)〔1961年11月3日,京都大学〕 

講演

  • 当事者的表現 / 渡辺実
  • 鍵ことば / 寿岳章子


国語学会研究発表会(第16回)〔1961年11月11日・12日,九州大学〕 

口頭発表

  • 特殊の俚語にみられる分布と変遷 / 長尾勇
  • 隠岐島五箇方言の間投詞について / 神部宏泰
  • 現代の新聞のみだしの機能について―特に意味論的考察― / 寿岳章子
  • 語彙の全数調査のこころみ / 風間力三
  • サ変複合動詞の語彙からみた江戸語と東京語 / 進藤咲子
  • 「和泉往来」の書写について / 遠藤嘉基
  • 万葉集における借訓仮名とアクセント / 鶴久
  • 新撰字鏡『臨時雑要字』と上代通俗文字字書 / 貞苅伊徳
  • 陳述の定義と品詞分類の基準 / 矢野文博
  • 一八六一年上海版日本語文典など / 吉町義雄
  • 附属語・附属形式について―所謂助動詞を中心として― / 小出詞子
  • ハ行両唇音推定の確実性 / 森山隆
  • 四いろの資料 / 浜田敦
  • 徒然草の研究 / 安田喜代門


国語学会公開講演会(福岡・第45回)〔1961年11月12日,九州大学〕 

講演

  • ラ変活用語の構成 / 春日和男
  • 言語生活史研究の意義 / 時枝誠記


国語学会シンポジウム〔1962年5月19日,法政大学〕 

シンポジウム

  • 国語学とはどんな学問か / 松村明,林大,佐藤喜代治,[司会]平山輝男,[代表質問]時枝誠記


国語学会公開講演会(東京・第46回)〔1962年11月10日,昭和女子大学〕 

講演

  • 文法研究の動向 / 阪倉篤義
  • 春日政治博士と国語学 / 中田祝夫


国語学会研究発表会(第17回)〔1962年11月11日,昭和女子大学〕 

口頭発表

  • 奥能登珠洲方言の待遇表現法―大坊部落の敬語法について― / 愛宕八郎康隆
  • 琉球語の性格について―形態素の考察を通していわゆるその底層を衝く― / 比嘉亀盛
  • 首里方言における性状表現の特性―標準日本語との比較から― / 嘉味田宗栄
  • 「論議」の旋律に反映した室町時代初期のアクセント / 桜井茂治
  • 和英語林集成におけるハ行四段活用動詞の音便形 / 飛田良文
  • 連体形承接の「なり」について / 田島光平
  • 尊敬語と用言との関係―平安朝文献を中心として― / 国田百合子
  • “ソウ,ヨウ,ノ”等の名詞的性質について―語類説定の一過程― / 池田ちゑ子
  • 文の一特性について / 山口光


国語学会シンポジウム〔1963年5月25日,立教大学〕 

シンポジウム

  • これからの国語学 / 池上禎造,鈴木孝夫,柴田武,[司会]森岡健二


国語学会昭和38(1963)年度大会〔1963年10月19日・20日,東北大学〕 

講演

  • 平曲―音楽とその国語学性格― / 金田一春彦
  • 音声の工学的処理 / 大泉充郎

口頭発表

  • オ段音とウ段音の交替現象 / 前田富祺
  • 東北大学図書館蔵「史記孝文本紀」延久五年点について / 佐藤宣男
  • ロドリゲス大文典における副詞論 / 井上章
  • 狂言における「見まいな」「見さいな」 / 蜂谷清人
  • 日本人の思考形態の一考察―アリと助動詞ムを中心に― / 長谷川清喜
  • 枕草子「もの」型文の構造―その成立過程を通して― / 川上徳明
  • 抄物の文構造 / 寿岳章子
  • 近代文法学における山田説の位置―動態史観の立場から― / 徳田政信
  • 話し手に対するもの / 坂口兵司
  • 地方語における敬語秩序とその背景 / 本堂寛
  • 福島県方言の敬語表現 / 飯豊毅一
  • 「だ」で終る文のノミナリゼーション―展成文法への試み― / 奥津敬一郎
  • 記述言語学者によるアメリカの日本語研究 / ジョン・ヤング


国語学会公開講演会〔1964年5月23日,跡見学園短期大学〕 

講演

  • 講演題目不明 / 講演者不明


国語学会昭和39(1964)年度大会〔1964年11月7日・8日,毎日ホール,國學院大学〕 国語学会創立20周年記念大会

講演

  • 「訓点資料の研究」の歩み―霊異記の訓読をめぐって― / 遠藤嘉基
  • 現代語研究の問題 / 岩淵悦太郎
  • 方言研究の動向 / 金田一春彦
  • 言語過程説の成立 / 時枝誠記

口頭発表

  • 馬琴の文語 / 鈴木丹士郎
  • 吉利支丹版翻字考 / 林田明
  • 平安時代記録資料における「而」字の用法について / 峰岸明
  • 比較の立場からする琉球方言考察の問題点 / 比嘉亀盛
  • 芝田さんと今田さん / 杉藤美代子
  • 巨視文法とは何か / 徳田政信
  • 文法論における単位と成分 / 森田良行
  • 助詞の体系 / 塚原鉄雄


国語学会公開講演会〔1965年5月29日,学習院大学〕 

講演

  • 方言理解力について / 山極越海
  • シンタクス論における二三の基本概念 / 佐々木達


国語学会昭和40(1965)年度大会〔1965年11月6日・7日,広島大学〕 

講演

  • 日本文法の研究法 / 佐藤喜代治
  • 吉利支丹関係の写本資料について / 土井忠生

口頭発表

  • 京都府奥丹後袖志方言の古語法(古態の表現法)について / 室山敏昭
  • 主語の問題 / 藤川光司
  • ラレル構文について / 山口光
  • 日本語の活用 / 松下厚
  • 「やる・くれる・もらう」の意味構造 / 宮地裕
  • 接尾語の位置 / 阪倉篤義
  • 同形の俚語にみられる意味の異なりそのひろがり / 長尾勇
  • 表現の選択を支えるもの―男のことばと女のことばの差を例として― / 樺島忠夫
  • 蓮如の「御文」の文体論的考察 / 片岡了
  • 史記抄の文章 / 寿岳章子


国語学会昭和41(1966)年度春季大会〔1966年5月14日,明治大学〕 

シンポジウム

  • 文法における意味の問題 / 藤村靖,森重敏,[司会]水谷静夫


国語学会昭和41(1966)年度秋季大会〔1966年8月27日・28日,北海道大学〕 

講演

  • 主格助詞「の・が」の論 / 五十嵐三郎
  • 外国での、私の、言語経験・言語学経験 / 藤原与一

口頭発表

  • 青森県下北地方における「あやめ」の方言分布とその解釈 / 川本栄一郎
  • 意味の広さと言語地理学―「苦しさ」の形容詞について― / 鏡味明克
  • 二人称代名詞「われ」の分布とその使用の盛衰について / 牛山初男
  • 「御湯殿上日記」にみえる補助動詞「まゐる」について / 国田百合子
  • 展成文法理論の日本語への適用について―従来の論文を批判する― / 小山敦子
  • 今昔物語集を中心とした「クテ」「クシテ」の用法 / 佐藤武義
  • 「今昔物語集」表記法管見 / 山口佳紀
  • 上代漢字文疑問助辞考 / 白藤礼幸
  • 助動詞「けり」の時代的差異―上代中古の和歌を資料として― / 新川忠
  • 助動詞「つ・ぬ」の確述的用法について / 川上徳明
  • 動詞に直接する「けり」―文章研究の一課題― / 根来司


国語学会昭和42(1967)年度春季大会〔1967年5月27日・28日,慶応義塾大学〕 

講演

  • 「日・ないで」という言い方をめぐって / 松村明
  • 日本語における倫理語のシンタクティカルな構造について / 沢田允茂

口頭発表

  • 文脈が本行から割注へ続く表記形式―中国の中古及び日本の上代の文献に見られる講義を反映する注記形式につきて― / 石塚晴通
  • 平安時代記録資料における疑問助字の用法について / 峰岸明
  • 接続詞について―源氏物語を中心に文末語との相関性を考える― / 今西浩子
  • 連体形終止法の成立について / 小池清治
  • 形容詞ウ音便考 / 北原保雄
  • 濁声点から濁点へ―類聚名義抄の濁声点の分布― / こまつひでお
  • 近世における国語アクセント観 / 前田富祺
  • 日本語の展開分析 / 小山敦子
  • 文の図示的分析 / 松下厚


国語学会昭和42(1967)年度秋季大会〔1967年11月4日・5日,親和女子大学〕 

講演

  • 辞書の意味記述 / 阪倉篤義
  • 「霊異記」の注釈をめぐって / 遠藤嘉基

口頭発表

  • 方言「文アクセント」法の研究―鹿児島県指宿郡山川町岡児ケ水方言について― / 瀬戸口俊治
  • 阿田和アクセントについて / 山名邦男
  • 神戸方言の活用 / 和田実
  • 奥能登珠洲方言の「デァ,ジャ,ヤ」 / 愛宕八郎康隆
  • 動詞自・他の対応における意味論的制限 / 奥津敬一郎
  • 文語の活用規則 / 山口光
  • 今昔物語集の文体―変体漢文の影響を受けた説話について― / 寒河江実
  • 文章の構造と主体の視点―伝承における過去と現在― / 塚原鉄雄
  • 形状性用言の連体並列句について―上代から古今時代まで― / 長谷川清喜
  • 古典における用語の共通度 / 宮島達夫
  • 藤原定家の仮名遣について / 大野晋


国語学会昭和43(1968)年度春季大会〔1968年6月1日・2日,東京都立大学〕 

講演

  • 日本語アクセントはなぜ崩壊しやすいか / 平山輝男
  • 日本の国語学と西洋の日本語学との関係 / G・ヴェンク

口頭発表

  • 中世における否定表現の変遷―「あらず」から「なし」への交替現象について― / 小林賢次
  • 国語資料として見た清原家の抄物―宣賢自筆「三略秘抄」の本文の性格に就て― / 柳田征司
  • 形容詞「きびし」の変容 / 鈴木丹士郎
  • 明治初期翻訳小説のふりがな / 飛田良文
  • 国語動詞複合のはめこみ構造 / 橋本萬太郎
  • 「行く・来る」の用法 / 森田良行
  • 言語過程説における『国語方言学』の提唱に呼応する―琉球方言考察の立場から― / 比嘉亀盛
  • 個人の言語形成に果たす学区の役割について / 馬瀬良雄
  • 静岡県方言における過去表現について / 山口幸洋
  • 赤城南麓の方言分布と推移 / 上野勇


国語学会昭和43(1968)年度秋季大会〔1968年11月9日・10日,高知女子大学〕 

講演

  • 和訓の伝流 / 築島裕
  • 古典解釈における文法学的方法―「はあれど」に関連して― / 山崎良幸

口頭発表

  • 法進撰「沙彌十戒并威儀経疏」にみえる音注について / 白藤礼幸
  • 「稲舂けば可加流あが手を」について / 小松代融一
  • 古文尚書延喜頃点の字音注記の出典について / 沼本克明
  • 『御湯殿上日記』にみえる女房詞の構成法―敬語接頭辞と形容語との関係― / 国田百合子
  • 国語資料の諸種の基礎語彙の相互のかかわり方について / 寿岳章子
  • “靡”の成立 / 竹岡正夫
  • 言語地図作成上の一問題 / 鏡味明克
  • 古語と方言―「筒井つの」(伊勢)の解― / 岡田荘之輔
  • 文の構造は入子型をなすか / 鈴木重幸
  • 零記号は「辞」ではない / 大久保忠利


国語学会昭和44(1969)年度春季大会〔1969年5月24日・25日,京都毎日ホール〕 

講演

  • コンピューターと日本語 / 坂井利之
  • 敬語 / 浜田敦

口頭発表

  • 年令別にみる共通語化の現象 / 遠藤邦基
  • 大阪東京アクセントと音程動態 / 杉藤美代子
  • 語の盛衰―糸魚川早川谷における等語線の動態― / 徳川宗賢,本堂寛,佐藤亮一,高田誠,W・A・グロータース
  • 展叙と統叙との関係―主格の絶対的優位― / 北原保雄
  • 『「いき」の構造』(序説)に現われた九鬼周造の言語観 / 橋内武
  • 万葉集の複訓仮名 / 工藤力男
  • 声点の起源につきて / 石塚晴通
  • 平安初期の角筆点資料 / 小林芳規


国語学会昭和44(1969)年度秋季大会〔1969年10月25日・26日,福井大学〕 

講演

  • 送りがな法について / 林大
  • 口語と漢語 / 佐藤茂

口頭発表

  • 連体形準体法の消滅について―その過程と原因の検討― / 信太知子
  • 今昔物語集の文体の一性格―「事无限(コトカギリナ)シ」を中心として― / 橋本仲美
  • 「平家物語」の形容詞語彙について / 三上悠紀夫
  • 中古の日記・物語文における動詞終止形の反復用法について―「いふいふ」「見る見る」など― / 日野資純
  • 「唾(つば)」の語史―言語地理学資料との対比― / 佐藤亨
  • 伊藤慎蔵の国語表記法 / 天野俊也
  • 部首名の変遷から見た二,三の問題 / 酒井憲二
  • 原本玉篇佚文の新資料について / 上田正


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