【ショートカットリンク】 大会の参加 秋季大会プラットフォームサイト プログラム 予稿集
オンライン開催情報
2020年度秋季大会は,オンラインで開催いたします。オンライン開催に関する情報は,ここに掲載していきます。
参加マニュアル[PDF] (2020年10月16日掲載)
談話室・懇親会Remo参加マニュアル[PDF] (2020年10月16日掲載)
秋季大会プレイベント 「オンライン学会参加体験会」 (2020年9月5日掲載/9月19日更新)
発表マニュアル(口頭発表・ポスター発表)[PDF] (2020年8月18日掲載/9月5日改訂版掲載)
発表マニュアル(ワークショップ)[PDF] (2020年8月18日掲載/9月5日改訂版掲載)
発表方法の概要[PDF] (2020年7月20日掲載)
ポスター発表の発表方法[PDF] (2020年6月16日掲載)
日本語学会2020年度秋季大会(オンライン開催)について[PDF] (2020年6月16日掲載)
日時
2020年10月24日(土)・25日(日)
場所
オンライン会場 秋季大会プラットフォームサイト (外部サイト)
【秋季大会プラットフォームサイトへのログインの方法】
会員の方は,マイページへログインするときの会員IDとパスワードをご使用ください。
《注意》マイページでパスワードを変更した場合,プラットフォームのシステムへの反映に時間がかかります。パスワードをお忘れの方は,大会3日前までにはパスワードを決めて,その1日後にプラットフォームにログインできることをご確認ください。
非会員の方は,参加申込時に発行したIDと登録したメールアドレスをご使用ください。
実行委員
近藤泰弘(委員長),*江口正,大田垣仁,*加藤大鶴,*金愛蘭,*齊藤美穂,高田智和,*高田三枝子,堤智昭,中俣尚己,*日高水穂,
松浦年男,*吉田永弘 (*大会企画運営委員兼任)
共催
※秋季大会のオンライン開催に向けて,両研究会と連携をはかり,円滑な大会運営をめざします。
大会の参加
事前参加申し込み・参加費支払いは以下のサイトから行ってください。 申し込みの締切は10月21日(水)です。
※今大会では,大会当日の参加申し込みは受け付けません。
日本語学会2020年度秋季大会参加申し込みフォーム (外部サイト)
【参加費】(会員・非会員の区別なくご参加いただけます)
一般(専任職にある方) 3,000円
特別(専任職にない方) 2,000円
※参加費は,事前参加申し込みの後,クレジット決済またはコンビニ決済にてお支払いください。
事前参加申し込みを行った方には,懇親会(オンライン開催,参加費無料)にもご参加いただけます。事前参加申し込みを行わず,懇親会のみにご参加いただくことはできません。
研究発表会場(Zoom)への参加方法については,こちら[PDF]をご覧ください。
談話室・懇親会会場(Remo)への参加方法については,こちら[PDF]をご覧ください。
プログラム
2020年度秋季大会プログラムのページをご覧ください。
大会時のサポート制度
日本語学会では,大会時のサポート制度として,(a)手話通訳,ノートテイキング等の利用の際の補助金制度,(b)託児補助金支給制度を設けています。制度の詳細は,こちらをご覧ください。各制度をご利用の方は,(a)は2020年9月25日(金)まで,(b)は2020年10月16日(金)までにお申し込みください。
書籍展示
書籍展示ページ開設期間は終了しました。
研究発表募集
※ 研究発表者募集は終了しました。
〈参考〉今大会から導入した発表応募・原稿投稿システムの概要
2020年度秋季大会での研究発表を下記の要領で募集します。
また,若手会員による研究発表については日本語学会大会発表賞の選考も行われます。
口頭発表
応募要領 オンライン開催の発表形態と応募要領はこちら[PDF]
応募締切 2020年7月29日(水)
採否の決定 大会企画運営委員会で審査の上,採否を決定します。採否は2020年8月中旬ごろにメールで通知します。
採択された場合の予稿集の原稿および学会ホームページ掲載用要旨 採択された場合は,予稿集の原稿および学会ホームページ掲載用要旨を提出していただきます。締め切りは2020年9月中旬ごろの予定です。詳細は,以下のリンクからご確認ください。
ポスター発表
応募要領 オンライン開催の発表形態と応募要領はこちら[PDF]
オンライン開催のポスター発表の発表方法(イメージ図)はこちら[PDF]
応募締切 2020年7月29日(水)
採否の決定 大会企画運営委員会で審査の上,採否を決定します。採否は2020年8月中旬ごろにメールで通知します。
採択された場合の予稿集の原稿および学会ホームページ掲載用要旨 採択された場合は,予稿集の原稿および学会ホームページ掲載用要旨を提出していただきます。締め切りは2020年9月中旬ごろの予定です。詳細は,以下のリンクからご確認ください。
ワークショップ
※今大会では,2020年度春季大会で行われる予定だったワークショップを実施予定のため,ワークショップの募集は行いません。
ワークショップ0(ゼロ)概要
言語習熟論へ向けて―日本語研究と国語教育・初年次教育など―
趣旨
本ワークショップでは,日本語研究の新たな分野として,「母語を習得した個人が,母語を使っていかに社会参加していけるようになるか」を研究対象とする「言語習熟論」を提案する。乳幼児期の母語の習得や非母語の習得などを研究対象とする「言語習得論」も重要であるが,母語習得以降の段階での「運用」という観点から言葉を考えることも重要である。言語の研究への社会的要請ということも勘案すれば,言葉から出発して,幼児教育,国語教育,大学初年次教育,生涯教育などとも深く関わる研究領域を開拓することの必要性は高い。今回は、講師の基調提案とコメンテーター・司会による意見発表・意見交換を行った上で,フロアの方々との意見交換もしつつ,議論を深めていきたい。
講師
森山卓郎(早稲田大学)
コメンテーター
矢澤真人(筑波大学)
企画提案者・司会
安部朋世(千葉大学)
※ワークショップ0は,日本語学会の今後の開拓分野を示すという目的をもって企画するものです。日本語研究の隣接領域や日本語学会では発表応募の少ない分野を積極的に取り上げ,日本語学会の大会が多様な研究領域の交流の場となることを企図するとともに,そうした多様な研究領域からの発表応募を促すことをめざします。
シンポジウム概要
データから見る日本語と「性差」
趣旨
「日本語は世界の言語の中でも,男性語と女性語の相違が特に著しいといわれる」。
1980年『国語学大辞典』に見えるこの記述は,現在どのように評価すべきであろうか。
たとえば,2018年『日本語学大辞典』では,「女性語」「男性語」という性差は近代的なイデオロギーのもとに確立したものであって,古代においては存在しなかったとされる。また,それら「女性語」や「男性語」とされる形式が,実際の話し言葉の中では使用されなくなっているといったことを指摘する論文も数多く見られる。そういった状況の中で,冒頭の一文は修正すべきなのか,また,修正すべきだとすればどのように修正すべきなのか。
「女性語」「男性語」すなわち,「女性/男性らしい言葉」を,現実に用いられる言語と異なるものとして区別したことは,近年における言葉と性差をめぐる研究成果の一つと言えよう。中村(2012)における「女ことば」の形成過程や,金水(2003)におけるステレオタイプとしての言葉の性差などは日本語学における現代的な到達点であると言える。
その一方で,現実に用いられた言語のレベルにおいては,こうした到達点と組み合えるほどの十分な成果があるとは言いがたい。「女性語」や「男性語」が「使用されなくなった」と言われる現代の話し言葉において,場面や社会的立場,地理的な変異を含め,実際にはどのような言葉が用いられているのか,さらに歴史的にはどうなのか,そしてそこに「性差」はあるのか。古くて新しいこの問いには日本語研究の立場から応えるべき事柄が多く残されているように思われるが,本学会のシンポジウムではこれまで取り上げられていない。
そこで本シンポジウムでは,言語の多様な実態に即して考えるという意味で「データから見る」という観点を基軸に据え,改めて日本語と「性差」について考えたい。現代では,言語的実態を捉えるための様々な手法,コーパス類などデータの蓄積,そしてそれを支える最新の理論に拠って,言語使用の実態をこれまで以上の精度で観測することが可能になりつつある。これらの資料や方法を用いることが,日本語の「性差」を,現時点においてどのように記述するべきなのかという議論の契機となるのではないかと考える。
以上の趣旨をふまえ,パネリストは,あえて,言葉と「性差」の問題を主たる研究テーマとする方々ではなく,それぞれの言語データをお持ちの方とし,今回のテーマのためにお願いして考察していただくものである。より多くの幅広い研究者がこの問題に新たに関心を寄せるきっかけとなるようなシンポジウムとしたい。
参考文献:国語学会編(1980)『国語学大辞典』・日本語学会編(2018)『日本語学大辞典』東京堂出版,金水敏(2003)『ヴァーチャル日本語役割語の謎』岩波書店,中村桃子(2012)『女ことばと日本語』岩波書店
パネリストの発表タイトルとキーワード
森山由紀子(同志社女子大学)
「日本語の「性差」研究の現在―辞典・概論類の言説から―」
キーワード:「女性語」,位相語,言葉の男女差
近藤 泰弘(青山学院大学)
「平安時代語に見られるジェンダー的性質について―通時コーパスによる分析―」
キーワード:ジェンダー,平安時代語,コーパス
小磯 花絵(国立国語研究所)
「日常会話に見られる言葉の「性差」―『日本語日常会話コーパス』に基づく分析を通して―」
キーワード:日常会話,性差,話し言葉コーパス
高木 千恵(大阪大学)
「地域方言の「性差」を探る―関西方言話者の談話資料から―」
キーワード:方言,ジェンダー,話し手の志向
指定討論者
遠藤織枝(元文教大学大学院教授),荻野綱男(日本大学)
司会
加藤大鶴(跡見学園女子大学)
企画担当
森山由紀子(同志社女子大学),加藤大鶴(跡見学園女子大学)
(2020年6月3日掲載/2020年10月19日更新)